鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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Peterson - Elizabethan Mixture再評価

2021年02月08日 | パイプタバコ
2021年 2月

今回は Peterson - Elizabethan Mixture

こちらのブレンドの 再評価となります

数年前にも このブレンド喫ったことがありますが その時はオーリック製でもあり
まだ Dunhill というブランド名が付いていましたね
印象的には 甘みも酸味もありとても喫いやすいのですが ほのかな甘みとともにペリクもおとなしく
グラステイストの強い感じで さほどうまいという印象は残らなかったのですが

前回 Sutliff1849 を喫ってみて 比較のために似たような Vaper でもあるこのブレンドを開缶したものであります。


Sutliff1849 で追加の印象として とても味の濃い美味いブレンドなのですが
このブレンド 小さな径のパイプで喫うとペリクの強さがより感じられますのでやや辛くなり
それよりも大きめのパイプ(20~22㎜)で喫った方がよりうまさを感じるようです
その方がペリクの刺激もマイルドになり コクのある濃い甘さを十分に楽しめると思いました。



さて以前の喫煙では気が付かなかったのですが
この Elizabethan(エリザビーサン) という言葉は

エリザベス 1 世女王時代の,エリザベス朝の.
the Elizabethan age エリザベス女王時代 (1558‐1603)
.

ということのようですので いかにもイギリス人の好きそうなイメージとなります
昔からあったブレンドのようですが オーリックでは 割と最近の復刻ブレンドとしての記憶があります (2013年に復刻したのですが) それもダンヒル煙草の廃版とともにいったんは消え
こたびのSTG によるダンヒルからの権利の譲渡により Peterson からの再々発売となりました

ただしブランド名は Peterson となっておりますが 製造しているところは STG となっており
多分ピーターソンでは作っていないと思うのですが 
オーリックで作っているのならば以前と同じことになりますね。


しかるに 以前のオーリック製とは 似て非なる印象を受けたことも事実で
かなり美味く素晴らしいタバコである印象となりました
以前とは私の味覚が変化したのか 製造上で変化があったのかわからないのですが
とにかく以前よりもずっと美味いな と感じることとなりました。


今回のブレンドは ピーターソンで復活して間もない


2019年の7月のバッチの者になりますから すでに1年半経過しておりました



蓋を開けた印象は



きっちりとしたリボンカットなのですが
より葉っぱが小さくかっきりとしてる印象を受けました
以前はもっとリボンも長目でフワフワしている印象だったようです…よくわからんな…


ちなみに 前回のSutliff1849 は
  


Erizabethan よりは色が濃い目であることがわかりますし カットも幾分大きく感じます



今回は このSutliff1849 との比較も含めて当ブレンドの再評価をしてみようと思います


前者の場合は 小さめのパイプより大きめのパイプの方がうまく感じると言いましたが

当ブレンドの方は ダンヒルの4番3番くらいの大きさのパイプの方がより美味く感じました
大きめのパイプでも美味いのですが全体的に味がマイルドになりますので
あまり強い印象は残らないようです

その原因は ペリクにあると思われます
サトリフの場合はペリクを強く感じますので 小さいパイプだと辛みを感じるようです
逆にこちらの方は あまり辛みを感じないペリクですので 小さい方がよりペリクの酸味と
フルーティな甘みが引き立つようです



当初 同時に喫って喫い比べをしてみたのですが
決定的に違うのは そのペリクの質と量の部分
そして バージニアが違うということになります



当ブレンドのバージニア
ピカンティなレッドバージニアの存在を感じません
説明にもあるように シトラスと グラスーヘイ の香りの強い とりわけグラス風味が強く
まだ青みのあるような干し草の香りが強いバージニアになります
それでも十分甘いのですが 1849と比較すると あちらはレッドの甘さが強いですので
味は薄めに感じるようです

しかし このブレンドにはダークバージニアの存在を感じ 穏やかでマイルドな甘さがあるようです
それがブライトバージニアのグラス風味の甘さと合わさりますから
まるで ミルクティーのような軽い香り立つ甘さを感じることになります
そこにはレッドの酸味のある甘さというものは感じませんが
これはこれで実に喫いやすく 十分な甘さを感じることになります

この甘さはしつこくありませんのでイヤミというものがありませんね

そこで登場するのがこのブレンドのペリクになりますが
これがまた素晴らしいと思います


けっして強いペリクではありませんが こちらもイヤミが全くありません
辛みはほとんどなく
レイズン プラム イチジク とりわけプラムの味わいがあとを引きますね
適度にダークフルーツの酸味を感じる甘さもたっぷりと感じる味わいが
バージニアのさっぱりとした甘さの下支えをしますので
濃いわけではありませんが 実に心地よい飽きの来ない旨味と甘みを感じることになります

う~ん これは素晴らしい味わいです!
思わずうなってしまうほどの素晴らしい喫味となります

そこは以前の当ブレンドの印象とはまるで違ってきますね
こんなに美味かったっけ…? このブレンド…

そう思ってしまいます
バージニアの甘さも濃いわけではありませんが甘みはしっかりと感じますし 心地がいいですね
ペリクの酸味も甘みも旨味も濃いわけではありませんが これもしっかりと感じます
バランスがとても良いと思います

このブレンドにおいても当初気になった強いグラステイストも多少の青臭さを感じますが
それもミルクティーのような ダークバージニアとのコラボに因る味わいに昇華し
なんとも心地よい喫煙が最後まで続いてゆきますね……

まさしく
THIS IS ALL- DAY- SMOKING PIPETOBACCO
といっていいほどのブレンドになってます
強烈な個性はありませんが 素晴らしく吸いやすいブレンドですねこれは
一気に評価も変わりました
まさに再評価   ということになりました


失礼ながら 以前喫ってみて
あまり興味の湧かなかったダンヒルの缶タバコ
名前をPeterson に変えたせいだけでなく製造工程が変わったかどうかはわかりませんし
あるいは私の味覚の変化なのかもしれませんが
今は実に美味いと感じますし よく出来たブレンドだと思います


Flake も美味かったですし これは他のブレンドも洗いなおしてみる必要があるかもしれません
EMP とか MM965 とかね

思わね拾い物をした という感じです
これでは人気があるのもうなずけますね

それでは また
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