鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

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Savinelli - Janus 続編

2020年06月23日 | パイプタバコ
2020年 6月

前回長くなり過ぎたので途中で止めた Savinelli - Janus の続きとなります
今回は実際にどのような味がするのかの検証になります



このブレンド少しニコチンが強い部分がありますが それはカナダのブライトバージニアの
特性かと思われるのですが そのせいかほぐし方によって強さの部分の感じ方は少し変わってくるのだと思います・・・。
細かくほぐした場合 ニコチンを少し強く感じるのかと思われるのですが
実際はそれほどでもなく 逆にオリエントの香りと味わいがより起ってきて本来の旨みの強い
このブレンド本来の味わいを愉しめるのかもしれません

粗くほぐした場合は ややペリクを強く感じるのと 静かな喫煙を愉しめるのですが
本来の旨さを味わうには少し物足らないのかな・・・というところでしょうか

ですからまあ適度にパイプの大きさに合わせて解し方を変えて行く 
というのが良いのだと思われます。 
どちらにせよ 味わいにあまり違いは出ないので
それほどニコチンも強いわけでもない様です。


点火とともに起ちあがるのは 少しおとなしめのシトラスの香りを伴って現れる
カナダのブライトバージニアの 糖度の高い甘さになります
シトラスはレモン風味のエッジのある感じではなく どこか落ち着いた少し温かみのある
オレンジテイストの香りと味わいになりますから いつもの C&D のブライトバージニア
という感じではなく ブライトにしては落ち着いた深みのある甘さになります

これに合わさるのが ジェレミーリーヴスさん厳選のペリクになりますが
これがまた素晴らしいと思います
アカディアンペリクだとは思いますが かどの良くとれた柔らかい酸味のこのペリク
ペッパリィな所もほとんど感じず 柔らかな酸味を与え
ブライトバージニアの甘さは強いが少し単調な部分に 味の深みを与えます。

このブレンドにはレッドバージニアは入っていない様ですが それに匹敵するような
ペリク由来の酸味と バージニアからのアーシーなタバコ感は健在です
パフると少しヘイのテイストも感じる様で これもまた良い味わいになります。


さて問題のオリエントとターキッシュになりますが
どちらも 強い目立つ特徴はありません
たとえばよくこういったブレンドにつきものの イズミルやスミルナのような
草臭い香りとか ウッジーな清涼感とかはほとんど感じません
ですから VaPer本来の味わいは オリエント/ターキッシュにより
邪魔されることなく続いて行くのですが
この部分が素晴らしい喫味をつくります。


前回触れたのが 2014年産の熟成された Basmaという事になります
その内容についてはあまり触れられないのが常識なのですが
知っている味を除外していった時に思い浮かぶのが 

私の推測になりますが Drama葉 ということになります
間違っているかもしれませんが あの辺りの葉っぱになるのだと思います
特徴としては ちょっと地味なオリーブオイルのような味わいがするそうですが
このブレンドには確かにそんな味わいを感ずるところになります

それともう一つ このブレンドの旨みの部分に通ずる
微かなオリエント由来の塩味を感じてしまいます・・・
この香りというか味わいは意外に強くて 塩ではないと思うのですが
それに似た感じの独特の味の要素があると思いました
これがこのブレンドの味を引き締め美味さの元になるのだと思います
ペリクの酸味ではない オリエント独得の香味塩味ということになります


もう一つすぐに感じるのは このブレンドにおけるナッティーさ になります
フローラルでナッティな味わいというと すぐに思い浮かべるのが Samsun になりますが
おそらくそのきめの細かなターキッシュも入っているのだと思われます

しかし その すばらしい Samsunと 2014年の Basmaが合わさった時に
他では類を見ないほどの香ばしさが訪れるのだと思います
これが素晴らしい味わいになります

トースティでナッティ という表現をしますが トーストは分かりますが
このナッティというのがなかなか難しい・・・
普通は バターリィなピーナッツの味を思い起こしますが
それほど強く感じないのも現実になります

しかるにこのブレンドにおいては はっきりとその香ばしい味わいを感じることになります
しかも カシューナッツの様な まったりとした香ばしさを感じます。

参考にした Shane Ireland さんは この味わいを カシューナッツとも 
あるいは クルミを挽いて砂糖を混ぜて焼いた マジパン の味とも言っておられます

まさしくそのような味になりますが
バージニアの甘さとペリクの酸味に混じって その様な香ばしい味わいが確実に顔を覗かせます これがなんとも心地よい所になります。

私的表現としては
アボガドのサラダに エキストラバージンオリーブオイルをかけ 塩も少しふって
一緒によく焼き上がったトーストを食べたときの感じを連想してしまいます


あははは ということになりますが
まさしくそんな味わいを感じることになります 合間合間に・・・

その時にオリエントのハーヴィーでスパイシーな味わいを感じることになりますが
刺激的な部分はなく 微かに感じるのは 先にも触れた 塩味 という事になります
この塩味というか独特の風味が このブレンドの旨みの部分を演出し
すべての味をまとめているのかと思います

旨いと思います
なにかすこぶる美味いものを食べた後に感じる 満足感を感じるようです
甘さも酸味もコクもあるのに しつこくなりませんから
次の一服を誘う ということになります

派手さはありませんが 実にまろみと旨みのあるオリエントブレンドだと思います
VaPer 好きにはもちろん ラタキア好きにもお勧めの Oriental という事になりますが
私的には VaPer を オリエントが別次元まで引き上げたブレンド 
といっても構わないと思います

かなり美味いと思いましたね
それでは また
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