松本健史の「生活リハビリの達人」になろう!

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「新しい介護」(講談社)の改訂版に出ます!

2013年11月03日 | Weblog

介護の世界で一番売れている本「新しい介護」(講談社)が2月に改訂されるんです。今回の改訂で僕の「ネタ」が出ることになりました。編集部からゲラが送られてきたので校正しています。「メデシン仙人」っぽいイラストで「目と手と心」を大切にしよう、とか「ジュウゼロ介護」、「リハビリスンドラン症候群」、「リトルナース」が載ります。2月楽しみに待ちたいと思います。

改訂作業中の原稿です。

「メデシン仙人」

 

原型はこの3つの輪 伊藤隆夫先生の論文からポンッと飛び出てきたのが「目と手と心を大切にせよ」のメデシン仙人でした(↓)。

 

 

「リハビリスンドラン症候群」

そして僕が病院から出て、地域で働き始めた時に感じた違和感。「ワシはリハビリがすんどらん!」と言って楽しみを棚上げにして訓練漬けの人生を歩まれる人の多いこと。もちろんリハビリで取り戻せる身体機能は取り戻すべきです。でも、周りの専門職や家族がその人をリハビリ漬けにしているのなら、反省しなければなりません。そんなことを自戒を込めて「リハビリスンドラン症候群」と名付けました(↓)。

 

 

「ジュウゼロ介護」

「せーの、ヨイショ!」と介助してしまうことを「ジュウゼロ介護」と名付けました。介護者の力が10、お年寄りの力がゼロ。できることを見極めて、ジュウゼロからシチサン、ゴブゴブ、シブロク、なんてお年寄りさんの出す力が自然に増えてきたら素晴らしい介護です。

 

 

「リトルナース」

血糖が高いからおやつはなし!血圧が高いからお出かけはなし!なんてその人を見ようとせず、バイタルの数値だけ見てる介護職がおおいなーとも思っています。そんなのはリトルナース(ちっちゃな看護婦さん)と呼びたい。「血圧高いけど、お出かけを楽しみにしすぎて上がってんとちゃう?」なんてその人の気持ちに寄り添うことで、未来が変わります。少し気を紛らわせて、もう一回計ったら大丈夫!お出かけ行こう!ケアの仕事は深みがあります。リトルナースになってはいけない。

 

 

 


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