松本健史の「生活リハビリの達人」になろう!

超高齢社会の切り札「生活リハビリの達人」になる!講師・原稿依頼は matumomo@helen.ocn.ne.jp まで

隠岐の島 みなさんお世話になりました!

2013年05月28日 | 研修会記録

島根リハビリテーション・ケア研究会からお招きいただき、生活リハビリの達人になろうin隠岐 を開催。フェリーに乗って、大旅行気分。

 

2日間の長丁場でしたが、疲れ知らずの隠岐のみなさんに、こちらも元気をもらって、乗り切ることができました。血液型をきくと、なぜかB型の人が固まっている場所があり「なんじゃこりゃ!」とみんなびっくり。(無駄に明るいB型席)

 

 

偶然にも助けられ、笑いの絶えない研修会となりました。自分もとても楽しんでしまいました。受講されたみなさんいかがだったでしょう?生活リハビリと言う言葉はひとり歩きして「なんでも自分でさせるのがリハビリよ」なんて誤って理解されているのですが、この2日間で「自分から始める目と手と心」を理解していただけたでしょうか?

研修会後は隠岐で探検、白島海岸やかぶら杉、八百杉などを回り、次の日は海士町へ。(玉若酢命神社の八百杉)

 

半農半漁の活気ある町づくりにいろいろこれからのヒントをもらいました。また行きたい、そんな隠岐の島、海士町への旅3日間でした。

また感想・質問などありましたら、お寄せ下さい。研究会の代表 小林修先生をはじめ隠岐での段取りをしていただいた、澤田先生、出演してワンポイント講座をしてくれた坪倉先生はじめメンバーの先生方に御礼を申し上げます。飲んでいるときに、サプライズのバースデーケーキ、一生の思い出となりました!それと謎の指し棒のおじさんにも感謝です。

 


おはよう21 9月号 ダジャレ入りで書きます!

2013年05月17日 | Weblog

本日、東京より中央法規出版の郡副編集長と堀越さんが道場まできてくれました。道場を一通り見学してもらったあと、雑誌「おはよう21」の9月号で入浴特集の原稿依頼をいただき、打ち合わせをしました。「松本さんらしくダジャレをふんだんに!」と言われました!(笑)郡さん、堀越さん遠くまでありがとうございました。今後もよろしくお願いします!

6月10日締切、分量8ページ、よしがんばるぞ!果たしてダジャレがいくつ入れれるか?(そこかい!)


出張講座のお知らせ

2013年05月11日 | Weblog

介護現場で高齢者のため、介護者のために本当に役立つものを目指して「生活リハビリ講座」をしています。

今のところ予定では島根県、大阪、京都、兵庫、広島、横浜、東京にて講座を開催する予定です。

現在決まっている予定です。

講座名 「生活リハビリの達人」への道 講師 松本健史(理学療法士)

 

5月25日(土)・26(日)  島根県 隠岐の島にて 生活リハビリ講座 島根生活支援リハビリテーション・ケア研究会主催

6月15日(土)大阪 松下介護学館 06-6774-6013

6月22日(土)広島 三次市福祉保健センター ふれあいホール 090-4899-2623(金山氏まで)

7月20日(土)大阪 松下介護学館 06-6774-6013

9月21日(土)横浜 生活機能改善のための介護予防・リハビリケア研修大会2013 場所:ウィリング横浜                                             

          問い合わせ 日本通所ケア研究会 TEL:084-971-6686

10月19日(土) 大阪 松下介護学館 06-6774-6013

10月20日(日) 大阪 介護現場実践の認知症ケア学習会 【主  催】関西看護出版 場所:大阪府私学教育文化会館
           大阪府大阪市都島区網島町6-20

http://www.e-kaigonavi.com/freeseminar/products/detail.php?product_id=7981&cate=175

2014年 1月11日(土) 介護現場実践の認知症ケア学習会 【主  催】関西看護出版 東京 林野会館

http://www.kansaikango.co.jp/seminar/seminar2014/140111_matsumoto.html

もしお時間ある方はお越しください。どこかでお出会いできることを楽しみにしています。

また施設等で講座をご希望の方、日程さえあえば、どこでも行かせてもらいますので、メールにてご連絡ください。

E-mail : matumomo☆helen.ocn.ne.jp (☆を@に変えて送信して下さい)

 

 


連載『生活リハビリの達人』への道 全文掲載 第四話 フロフェッショナルになれ!    

2013年05月07日 | Weblog

月刊ブリコラージュ5月号に連載中、「生活リハビリの達人」への道 第4話 「フロフェッショナルになれ」書きました。全文掲載します。

Mission4 「フロフェッショナル」ニナレ! (後篇)

登場人物

僕:新人介護職 平成生まれでゆとり世代。お年寄りとの関わりに苦労している 

メデシン仙人

実はこの図「生活行為を規定する要因」から飛び出てきた

新人介護職の「僕」になれなれしく話しかけてくる自称、生活リハビリの達人

的確に助言してくれるがダジャレにうんざりさせられる。

できる動作を見極める「目」

環境を整え、介助する「腕」

やる気を引出し、支える「心」

この目(メ)・腕(ウデ)・心(シン)が名の由来。

 

なぜ入浴は一番難しいか?

僕が施設入所のお年寄りAさんの入浴介助で困っていたら、例によって煙の中から、メデシン仙人が現れました。そして言いました。「お前が困るのも当然じゃ。入浴は生活動作で一番むずかしいからな。なぜかわかるか?」

メデシン仙人の質問に僕は考え込んでしまいました。入浴ですか?そうですね。お風呂に入ってもらうときに、ツルツルすべったりして、あぶない時があります。家庭での死亡事故は入浴中が一番多いと聞いたことがあります。それに人前で服をぬぐなんて誰でも嫌です。人に体を全部洗ってもらうなんて恥ずかしいじゃないですか?

仙人は満足そうな顔で言いました。「だいぶ自分の頭で考えることができるようになったようじゃな。」お風呂は生活の中で一番難しいのは、あの湯船につかった姿勢じゃ。しゃがんでお尻が地面につく姿勢は車椅子に乗っている人にとって、生活の中では全くありえないこと。だから浴槽の出入りは、生活の中ではウルトラC級にむずかしい動作じゃ。筋力のない人に床から立ってもらうとき、お前はどういう介助をしている?

「そうですね。えいや!っと持ち上げるしかないですね。」

「アカンアカン!それだから、腰痛の介護職が後を絶たぬのじゃ。立ち上がりの3条件を知っておるか?」

いえ、知りません

ポンッとメモの切れ端を仙人は手渡してきました。

 

仙人から渡されたメモ「立ち上がりの3条件」

 

一、前かがみの姿勢

二、足を引く

三、その人に合ったイスの高さ

「これを暗唱できるようにしておけ!立ち上がりに苦労している人をみかけたら、まずこの3条件を必ず揃えるのじゃ。見違えるように立てる人がでてくるぞ!」

そして風呂ではこの3条件のうち一つは捨てなければならん。何かわかるか?

「えーっと、わかった、その人に合ったイスの高さです。」

「その通り!床に尻がついているから、条件の③『その人に合ったイス』はない。

その代り味方になってくれるものがある。なにかわかるか?」

「浮力ですか?」

「正解!そう、残りの二条件、『前かがみの姿勢』、『足を引く』ができたら、フワーっとお尻が浮いてくる。その時浮力が味方になってくれるぞ」

 

ケアに役立つ解剖学

仙人からさらに質問がありました。「さて、立ち上がりの条件を整えたら、お年寄りの身体のどこを持たせてもらおうか?普段、お前がやっているように、ズボンをギュッと握ってひっぱるようなみっともない介助はできんぞ。」

「そ、そうか裸だもんな。腰ひもを巻いて、それをギューッと引っ張る!」

「ダメダメ!裸でも支えやすいカラダの場所がある。そこを教えてやろう。裸の人を支えるためには体の出っ張り部分をしっかり知っておくのじゃ。解剖学を知るとケアに役立つぞ」

仙人は骨盤の絵を書いて、「こことここじゃ、大転子と坐骨結節はすぐにさわれるようにしておけ!

こういった骨のでっぱりをとらえて、支えるんじゃ!」

仙人は興奮して僕のおしりをつかんできました「わっお尻を触らないでください」

「バカ言え!真面目な話をしておるのじゃ」仙人を追い払って自分で触ってみました。なるほどここは介助の時に支えてあげやすいところだと思いました。皆さんもぜひ自分の大転子と坐骨結節を触ってみてください。

そして仙人は僕が困っていたAさんをなんなく風呂からあげて見せたのです。

Aさんは僕がじょうずに介助したと勘違いし、「今、簡単に風呂から上がれたわい。おおきにのう!」とお礼をいってくれました。僕は「どういたしまして」と、ちょっと後ろめたい気持ちで返事をしました。

仙人がおススメの入浴介助法 立ち上がりの環境を整え、浴槽から出る。風呂をあきらめていた人が肩までつかれる!

仙人は僕に耳打ちしました。「よいか、こんなふうに介助したら多くの人が肩までつかって『極楽極楽』って言える風呂が実現すると思わんか?」「はい、たしかに。今の方法でほかの人にも入ってもらえそうだと思いました!」

「よし、その心意気じゃ!お年寄りに『おぉ!病気してもこんな風呂に入れた!今度は温泉でも行ってみようか』なんて思ってもらえたら、生活空間は一気に広がるぞ!そんな風呂を実現するものこそ・・・フ」僕はおもわず割り込みました「風呂フェッショナル!」「・・・それ、わしの台詞(セリフ)」仙人はすねてしまいました。謝っても、ダジャレをとられた悔しさでいじけているようでした。僕はかわいそうになり「そんなに拗ねないでください。仙人、またいろいろ教えて下さい」とフォローをしました。「えっ?まだ教えてほしいて?あのなーわしも忙しいんじゃぞ」嫌な予感がしました。背中をむけていた仙人が洗面器をもってニンマリ笑いながら僕に近づいてきたからです。「そうか、そんなに教えてほしいか。まーしょうがないな」仙人はその洗面器を高々と天にかざして自信満々にいいました。「オッケー!」(・・・でた~、桶でオッケー)寒いダジャレはせっかく入浴で暖まった身体を急速に冷やします。すぐお年寄りのAさんと脱衣場に避難し、お風呂のドアをピシャリと閉めました。しかし、かすかに仙人の声が聞えています。「次回は人の動きを見極めるレッスンじゃ。アーユー桶?」まだ風呂場でダジャレを言っているようです。

参考文献 新しい介護 講談社 大田仁史 三好春樹

図解 関節・関節運動器の機能解剖 協同医書出版社 J.CASTAING


生活リハビリの達人になろう in 島根県隠岐の島

2013年05月07日 | Weblog

研修会の案内をさせていただきます。

すごく頑張っておられる島根生活支援リハビリテーション・ケア研究会のみなさんから声をかけていただき、研修会の講師を務めます。大変光栄です。がんばります!

5月25日26日島根県隠岐の島にて、
【生活リハビリの達人になろう!in隠岐】

場所: 隠岐文化会館 (島根県隠岐郡隠岐の島町西町吉田の二2)
参加費:4000円(2日間の参加費)
対象:50名程度 医療・リハビリテーション・介護関係者
ご家族及びご興味のある方であればどなたでもご参加OKです。

応募方法:(1)氏名、(2)所属先、(3)職種を記入し、下記アドレスまでメールにて送信下さい。
メールアドレス:shimane.seikatucare@gmail.com
問い合わせ先:隠岐共生学園 特別養護老人ホーム 静和園 理学療法士 澤田恵子
TEL : 08512-2-0541 
FAX : 08512-2-5349

ホームページもご覧下さい  

http://blog.goo.ne.jp/reha-care

多くの方のご参加をお待ちしています。隠岐の島のみなさんお会いできることを楽しみにしていまーす!