松本健史の「生活リハビリの達人」になろう!

超高齢社会の切り札「生活リハビリの達人」になる!講師・原稿依頼は matumomo@helen.ocn.ne.jp まで

夏の読書感想文

2007年08月15日 | Weblog
暑いですね~ でも僕は夏が好き。仕事でめちゃくちゃ汗かいても風呂上りにビールがあれば復活できる。食欲あり。食欲までなくなると厳しいんですよね。

夏の読書感想文 娘(小一)が書いてるのに触発されて・・・

「生物と無生物のあいだ」 福岡伸一 講談社
フランシス・クリックのDNA二重らせんのノーベル賞論文に疑惑が向けられているなんて知りませんでした。盗るぞ!抜くぞ!研究者の狭き専門世界、遠目からのぞかせてもらうぐらいでちょうどいい。

「ワシズム(夏号)」 「物語」としての戦争 小学館 小林よしのり編
「物語を生きる」きっとこれは我々が失ってしまったものだと思う。当時の日本政府の施策を「あーだこーだ」いうのは後出しじゃんけんでそれを地で行くのがマスコミ。僕らの仕事は高齢の方々の物語を紡ぐ仕事でもあるなーと強烈な陽射しの海辺で寝転がって考えた。

「介護マーケィング」真野俊樹 日本評論社
life-reha-careさんがブログで紹介しておられた本。勉強になりました。
介護保険上のサービスを今後新規展開しようと考えている事業所は少なく、新しくはじめるなら高齢者有料賃貸住宅のような保険外のサービスを考えているところが多いとのこと。たしかにこのままでは保険内のサービスでやっていけないと判断する所も多いでしょう。
そこで新しい事業に飛びつくところが増えましょうがその際、介護保険上でどれくらいしっかりとした理念でサービスを提供できたか?地域に密着した活動であったか?など新規事業に乗り出すまでに評価が定まってるはずです。で、そこを踏まえた事業所はまだまだ可能性があるかなと個人的には考えました。

「安心して絶望できる人生」 向谷地生良 浦河べてるの家 NHK出版
統合失調症の方々が自分の病気を自分で研究する「当事者研究」。ここでは「悩み方のセンスがよくなってきた」とか「病気のスジがいいね」という不思議なメッセージを参加者が話し合い、その研究を評価しあう。僕にも日常いろんな悩みがあるけど結局、人は「どの悩みを生きるのか」ということを問われているし、それを選択して生きているんだということを強く感じさせられた一冊。

ガチンコ講座無事終了!

2007年08月07日 | Weblog
講座が無事終了しました。暑い中、参加していただいた皆さんありがとうございました。介護職さんや介護している家族の方などが受講していただきました。2部構成で前半は講座、後半は悩みの相談会のようなフリートーク。みなさんで意見を出し合えたこともすごくよかったです。

みなさんの感想に「こういうリハビリの考え方があったのか」とか「居場所と役割・・・母にはなかったです」というものがあり、この講座が少しでもお役に立てそうなことがうれしかったです。
「ブログを読んでます」とお話くださったご家族さん。よかったらブログに書き込みしてくださいね。ご家族のことでブログではいいにくければメールでのご相談をどうぞ。matumomo@helen.ocn.ne.jpです。

神戸や京都からのご参加もあったとのこと。ありがとうございました。
また11月ぐらいに開催する予定となりましたので熱いご参加をお待ちしてま~す!

すごい会議

2007年08月02日 | Weblog
昨日は月に1度の道場全体ミーティングでした。
会計報告や8月行事の企画の詰めのあと、本番開始。カーン!利用者さんの気になる「今」を徹底討論。Sさんの送迎時の対応についてやIさんの買い食いの希望についてなんて話がいろんな職種の視点や思いから意見が出る。内容のレベルがすごく上がってきた。みんながお年寄りのことを考えながら譲れないところあり、職員を思いやる気持もちゃんとあり・・・。
 2時間半僕はすごい興奮しながら議論の中にいた。道場は来月3歳になる。ちょっとづつだけど確実に前進している気がする。「このIさんとソフトクリームの話し合い伝説になるね!」と金谷ナース。みんな笑った。

※この議論は8月4日(土)大阪のガチンコ講座でもみなさんにお話しますね!