松本健史の「生活リハビリの達人」になろう!

超高齢社会の切り札「生活リハビリの達人」になる!講師・原稿依頼は matumomo@helen.ocn.ne.jp まで

すべる話

2012年01月20日 | 暮らすこと、生活リハビリにもとても大切

子供のスキー学校に指導者として参加しました。

スキーが初めての子供たちに教えるのは難しかった。

初心者クラスの指導にあたったのですが、担任の先生の根気強い指導に感動。

スキーは感覚のスポーツ。

感覚をつかむと苦労せずにできるが、その感覚をどうやって伝えるか、なかなか伝わらない。

怖くて泣きだす子もなんとかトライできるように指導する先生。

「これを全教科でやるなんて、先生の仕事も毎日大変だなー」と思いました。

(写真は先生と子供たち)

 

一瞬の自由時間をみつけ、上からおもいっきりすべってきました。

気持ちよかった!すべらない話もいいけど、たまにはおもいっきりすべるのもいいですね(笑)


介護現場のすべらない話 第2弾

2012年01月17日 | 原稿

月刊「ブリコラージュ」に原稿を書きました 「介護現場のすべらない話」第2弾です。(3月号掲載予定)

介護現場の抱腹絶倒の笑い話をみんなで持ち寄って、僕らの仕事から日本を元気にしよう! そんな企画を進めています。僕が口火を切って、大笑いした話、ずっこけた話を紹介しています。ぜひ、この機会に皆さんの「すべらない話」を教えてください。

「介護現場のすべらない話(第2弾)」どうぞ! 

 

「財布がない」はおさまったが・・・ 

嫁の栄子さんは、かいがいしく義母のハルさん(80歳)を介護していました。ハルさんはいつも介護してくれる栄子さんに頭が上がりません。栄子さんが身のまわりの世話をすると「すまないねーすまないねー」と感謝の言葉を忘れません。しかし、ハルさんはある頃から栄子さんを疑い始めます。「わしの財布がない、あんた盗ったやろ」 

栄子さんは介護の勉強をしており、こういう日がいつか来ることも予測していました。(そうそう、こういう時は言動を否定したりせず、本人の心に寄り添うことが大事)と考えた栄子さん。「お義母さん、財布いっしょに探しましょう」「あっこんなところにありましたよ。今度から置く場所を決めましょうねー」と対応して、自分の疑いは晴れたそうです。しかしハルさんの盗られ妄想はそれで終わりませんでした。ある日、ハルさんは探しものをして、さんざん部屋をひっくり返したあと、息を切らして嫁を呼びました。「アンタ・・・」じーっと疑いのまなざしで栄子さんをにらみ、口元を指さしました。もごもごした声で一言「ほの入れ歯、ワヒの入れとるだろ!」 

「この歯は私のですっ!それに入れ歯じゃないですっ!」 

この時ばかりは栄子さん、認知症の人の言動は否定しない、という原則を忘れて全否定してしまったそうです。

 

 

 

オバタリアン職員の日常  

 Aさんは天然おばちゃん介護職。この人の行くところ笑いが絶えません。Aさんはある日、シゲオさん(78歳)が食欲がなさそうにしていたのをみつけました。残しているサラダにトマトがありました。「シゲオさん、トマトにはピコリンっていう栄養が入っているのよ。肌のシワとかたるみに効果があるのよ。しっかり食べなきゃだめですよ!」 

しかし、相手が悪かった。シゲオさんは健康番組の熱烈な視聴者「トマトの色素はリコピンだろ。断じてピコリンではない!」とツッコミが入りました。 

「あっ、ほんと言い間違えちゃった、ピコリンってなんかのゆるキャラみたいだわね。アッハッハ」と動じないAさん・・・。 

このAさんがミーティングでも爆笑報告。

「今日、トクさんが頭に違和感があるって言ってたので『はやくATM撮ってもらったほうがいいわよ』って病院受診を促しました。」

と誇らしげに報告がありました。

それを聞いたみんながツッコミました。

ATM・・・? MRIでしょ!」

「トクさんを現金自動払い機でお金下ろさせてどうするつもりですかー!」

「ご、誤解よ、誤解。口座を狙ってたわけじゃないから、許してー!

憎めないAさんです。

 

 

 

通販CMにご用心

新人理学療法士のユミちゃんが訪問リハビリに行った時の爆笑報告です。利夫さんのお宅でリハビリをしていた時、つけっぱなしのテレビからは通販のCMが流れていました。

「大豆サプリメントのご提供。今日ご注文の方には思い切って、あと3袋おつけします!」

「えー!3袋もですかー?うそー」

ユミちゃんは思いました。(なんてわざとらしいCM、こんな商品、誰が注文するもんですか!)

気を取り直してリハビリ再開。いつも3セットずつしている四つ這いになってバランスをとる練習。

「さぁ、利夫さん、バランスをとりながら足をあげましょう。あと3いきましょうー、あ・・・」

一生懸命足を上げていた利夫さんが、バランスを崩しそうになったそうです。

 

 

 

 

※いかがでしたか?僕の周りでも日々こんな大笑いの事件が起きています。皆さんの職場でもきっと、抱腹絶倒の笑い話が転がっていることでしょう。そんな介護のすべらない話を大募集します。ぜひおなかがよじれるような笑い話を教えてください。みなさんでこの仕事のおもしろさを共有しましょう!

 

 あなたの現場でのすべらない話をブリコ
ラージュ編集部までお寄せください。
まとまったところで、発表の場を設ける予定です。
お待ちしております!
【ブリコ編集部】
豊島区池袋2-26-3(〒171-0014)
FAX 03-5911-0771
E-mail brico@nanasha.co.jp

 

 すべらない話が楽しめた方は・・・

拙著『生活リハビリ術』にも思わず笑いがこみあげる、気持ちがほっこりするようなエピソードを満載しています。介護現場のすべらない話が楽しめた方は本書の「時ニハ刑事ノヨウニ」(p110)や 「尿意表現ハ自由ダ!」(p34)などをぜひ読んでみてください。きっと、明日からの元気のタネにしていただけることと思います。

 

「生活リハビリ術」

~介護現場の理学療法士が提案する21の方法~

松本健史著

発行ブリコラージュ

 

 

 

 

 

 


新年会

2012年01月13日 | Weblog

O苑のみなさんと新年会。

毎年、リハビリ委員会で飲み会に行くのが楽しみ。ほんとおもしろい皆さんです。

どこから出たのか、最後の晩餐に何を食べるか・・・なんて深い話になったりしました。

いろいろ食べたいものにも個性がでますね。

僕は亡き母親のコロッケと答えました。

「白米!」という人、「何でもいい、そこにあるもの」といった人も(笑)

日ごろの感謝をこめて、皆さんにおススメの本を贈呈しました。

青山幸弘さんの「がんばらない介護」と立川談志のCD「芝浜」です。

立川談志師匠は昨年亡くなりました。

僕は大ファンでいままでCDやDVDで20席ぐらいは聴いてます。

その中でも「芝浜」は泣かせます。ぜひみなさんに聴いて欲しい。

聴きなれていない人には落語をCDで聴くのはとっつきにくいかもしれません。

 

ここで少し前口上

『芝浜』

酒ばかり飲んで仕事に行かない亭主、「仕事に行っておくれ」とせかす妻。

その二人の間に起こる3年間の奇跡。

芝の浜で拾った財布から50両!喜んだのもつかの間、それが夢になり・・・。

我に返った亭主は借金を返すために酒をやめて魚屋を再開。

がんばって、働きづめでやっと借金を完済。

ほっとした3年目の大みそか、妻は頑張った亭主にご褒美と酒を注ぐ。

酒を口元に持っていった亭主・・・。3年間ご無沙汰だったな・・・。亭主飲むのか?

最後のサゲの一言でずばっと決まる。談志師匠、すごい!

よしおれも酒をやめるぞ!と飲み会に行ってる人間がいっても説得力ない・・・。

ほんと飲み会楽しかった。幹事のI君はじめみなさんありがとうございました。

今年もよろしくお願いします。また飲みましょう!!!

 

写真は読みかけ談志師匠の本。

人生、成り行き  -談志一代記-(新潮文庫)


あけましておめでとうございます

2012年01月07日 | Weblog

2012年になりましたね。今年もよろしくお願いします。

昨年は震災があり、大きな悲しみに暮れた一年でした。

僕も神戸の震災を経験し、それからリハビリの道に進みました。

震災によって人生が大きく変わった者の一人です。

復興のため、微力ながらも応援していきたいと思います。

普段の仕事が復興につながるように考えていきたいです。

高齢者の暮らしを考え、最後を迎えるまで安心して暮らせる地域づくりについて・・・。

 

今、佛教大学の通信学生として、修士論文を書いています。

『これからの高齢化社会に必要な介護期のリハビリテーション』というテーマです。

自分の仕事が少しでも地域づくりに役立つといいなと考えております。

1月31日が締め切りです。新年早々、高いハードル!越えれるかわかりませんが

読んでいただけるようになるまで頑張ってみようと思います。

 

辰年の一年、皆さんの健康と幸多い一年を祈願いたします。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。(写真は次女の七五三、山王宮の宮司さんと)