外務省機密費、全面開示命じる判決 東京地裁 (朝日新聞) - goo ニュース
外務省が報償費(機密費)の支出についての文書を全面的に不開示としたのは違法だとして、東京都のNPO法人「情報公開市民センター」(高橋利明理事長)が、外相に不開示処分の取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は28日、文書の大部分について外務省の決定を取り消し、開示を命じた。大門匡(だいもんたすく)裁判長は「機密費は外務省が説明する本来の使い道以外に使われていた」と指摘したうえで、「支出基準や運用のあいまいさに疑問が残る」と判断した。同省は控訴する方向。
開示を命じられた対象には、機密費の核心ともいえる「情報提供に対する対価(情報提供料)」も含まれる。「外交上の支障」を大義名分にベールに包まれてきた機密費の使い道について、逆にその不明朗さゆえにほぼ全面的な開示を命じた判決は、透明化に向けた対応を外務省に迫ったといえる。
同センターが開示を求めたのは、大臣官房や在米、在仏、在中、在フィリピンの各日本大使館で00年2、3月に支出された報償費の使い道がわかる文書。1069件の決裁書が対象とされた。
外務省は、機密費について、「公にしないことを前提とする外交活動」の経費に充てられていたから基本的には情報公開できるものはない、という論法をとった。
これに対して、判決は「機密費は、酒や絵画購入費などにも使われている。これらは『公にしないことを前提とする外交活動』にあたらない」と認定し、「本来の使い道以外にも使われていたことになり、支出基準や運用のあいまいさへの疑念をぬぐえない」として、不適切な支出が「相当数あると推認される」と指摘した。そのうえで、外務省の「外交活動に支障・制約をもたらすおそれがある」との主張を、「『おそれ』があることの立証が尽くされていない」と退けた。
地裁が開示を命じたのは、外務省が「情報収集など、外交交渉や国際会議への参加費用」などと説明していた1017件の決裁書。また、会計検査院が01年に機密費の中で使い道の見直しを求めた、大規模レセプション▽酒類▽在外公館長が赴任する際の贈答品▽文化啓発用の日本画――など5項目に関係する52件についても、原則として開示を命じた。
外務省の非開示決定が維持されたのは、レセプションでの料理などの調達先や下級の外務省職員の氏名などごく一部だけだった。
機密費を巡っては、外務省幹部が競走馬購入などに流用したことが01年に発覚。不適切な使われ方が問題となっていた。
原告側の高橋理事長は「判決には、機密費の使途に対する裁判所の強い疑念が込められている。外務省は基本に立ち返り、透明化に取り組むべきだ」と話した。
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BoAの4th Original Album『OUTGROW』を聴きながらブログ更新中のタケです。
さて、今日は大門匡裁判長がナイスな判決を下してくれました!![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
『機密費を開示すれば外交活動への影響は避けられない。』や『国益を損なう。』という意見もあるかもしれません。
でも、そういう言い訳や公開されないことを盾に、今まで好き放題、本来の使途とはかけ離れた機密費の使い方をしていたみたいなので、ここで国側にお灸をすえるのもいいのかもしれません。
この借金時計を見ると国の借金がいかに凄いことになってるかがわかります。
三菱ふそうに業務改善を指示する前に、国や県も税金の使い方について業務改善してもらいたいです。
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外務省が報償費(機密費)の支出についての文書を全面的に不開示としたのは違法だとして、東京都のNPO法人「情報公開市民センター」(高橋利明理事長)が、外相に不開示処分の取り消しを求めた訴訟の判決で、東京地裁は28日、文書の大部分について外務省の決定を取り消し、開示を命じた。大門匡(だいもんたすく)裁判長は「機密費は外務省が説明する本来の使い道以外に使われていた」と指摘したうえで、「支出基準や運用のあいまいさに疑問が残る」と判断した。同省は控訴する方向。
開示を命じられた対象には、機密費の核心ともいえる「情報提供に対する対価(情報提供料)」も含まれる。「外交上の支障」を大義名分にベールに包まれてきた機密費の使い道について、逆にその不明朗さゆえにほぼ全面的な開示を命じた判決は、透明化に向けた対応を外務省に迫ったといえる。
同センターが開示を求めたのは、大臣官房や在米、在仏、在中、在フィリピンの各日本大使館で00年2、3月に支出された報償費の使い道がわかる文書。1069件の決裁書が対象とされた。
外務省は、機密費について、「公にしないことを前提とする外交活動」の経費に充てられていたから基本的には情報公開できるものはない、という論法をとった。
これに対して、判決は「機密費は、酒や絵画購入費などにも使われている。これらは『公にしないことを前提とする外交活動』にあたらない」と認定し、「本来の使い道以外にも使われていたことになり、支出基準や運用のあいまいさへの疑念をぬぐえない」として、不適切な支出が「相当数あると推認される」と指摘した。そのうえで、外務省の「外交活動に支障・制約をもたらすおそれがある」との主張を、「『おそれ』があることの立証が尽くされていない」と退けた。
地裁が開示を命じたのは、外務省が「情報収集など、外交交渉や国際会議への参加費用」などと説明していた1017件の決裁書。また、会計検査院が01年に機密費の中で使い道の見直しを求めた、大規模レセプション▽酒類▽在外公館長が赴任する際の贈答品▽文化啓発用の日本画――など5項目に関係する52件についても、原則として開示を命じた。
外務省の非開示決定が維持されたのは、レセプションでの料理などの調達先や下級の外務省職員の氏名などごく一部だけだった。
機密費を巡っては、外務省幹部が競走馬購入などに流用したことが01年に発覚。不適切な使われ方が問題となっていた。
原告側の高橋理事長は「判決には、機密費の使途に対する裁判所の強い疑念が込められている。外務省は基本に立ち返り、透明化に取り組むべきだ」と話した。
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BoAの4th Original Album『OUTGROW』を聴きながらブログ更新中のタケです。
さて、今日は大門匡裁判長がナイスな判決を下してくれました!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/hakushu.gif)
『機密費を開示すれば外交活動への影響は避けられない。』や『国益を損なう。』という意見もあるかもしれません。
でも、そういう言い訳や公開されないことを盾に、今まで好き放題、本来の使途とはかけ離れた機密費の使い方をしていたみたいなので、ここで国側にお灸をすえるのもいいのかもしれません。
この借金時計を見ると国の借金がいかに凄いことになってるかがわかります。
三菱ふそうに業務改善を指示する前に、国や県も税金の使い方について業務改善してもらいたいです。
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