諫早湾干拓工事と漁業被害の因果関係認めず 公調委裁定 (朝日新聞) - goo ニュース
国が進める諫早湾干拓事業(長崎県)と有明海の漁業被害との因果関係を調べていた国の公害等調整委員会(加藤和夫委員長)は30日、「データの蓄積や科学的解明が不十分で、両者の因果関係の有無は不明」として、因果関係の認定を求めた漁民側の申請を棄却する裁定を出した。
裁定の申請者は、福岡、佐賀、長崎、熊本4県の漁民17人と福岡県有明海漁連。漁民が03年4月、同漁連が同年5月に申請した。漁民は同干拓工事の差し止めを求める訴訟も起こしている。
裁定では、同干拓事業の堤防による湾閉め切り(97年4月)以降、ノリやアサリなどの漁業被害が発生していることを認定。その上で、因果関係の立証の基準を最高裁判例が示した「一点の疑いも許されない自然科学的証明ではなく、一般人が疑わない程度に真実だと確信できる水準」とし、潮流や赤潮の発生などを分析した。
その結果、干拓の環境に対する影響は、諫早湾内などでは認められるが、有明海中央部での潮流の流速変化や有明海全体での赤潮の増加については、これまでのデータや研究などで、干拓との関連を認定するのは困難とした。
裁定に対し漁民側弁護団は「立証のハードルが高すぎる。これでは調査をしない国の方が得になる」と批判した。弁護団は、因果関係に踏み込んだ裁定を得た上で、工事差し止め訴訟に証拠提出して裁判を有利に展開しようとしていただけに痛手となった。
一方、農水省の川村秀三郎・農村振興局長は「農水省の主張が基本的には認められたと考えている」とのコメントを出した。
諫早湾干拓事業と有明海の漁業被害との因果関係が、「データの蓄積や科学的解明が不十分で、両者の因果関係の有無は不明」って、人間の知識ですべての自然を科学的に解明しようとするのが傲慢すぎる。
住民が「いらん!」って言うてるんやったら造らんでもいいやん。
貴重な自然環境が守れるんやし、無駄に税金を使わんでもいいんやから。
こう考えるワシっておかしいんかな。
この工事に携わってる役人、公務員、工事関係者、工事作業員の方々は、自分達のしていることで諫早湾の海が死んでいくことに、生態系を破壊していくことに罪悪感を感じないのだろうか。
国が進める諫早湾干拓事業(長崎県)と有明海の漁業被害との因果関係を調べていた国の公害等調整委員会(加藤和夫委員長)は30日、「データの蓄積や科学的解明が不十分で、両者の因果関係の有無は不明」として、因果関係の認定を求めた漁民側の申請を棄却する裁定を出した。
裁定の申請者は、福岡、佐賀、長崎、熊本4県の漁民17人と福岡県有明海漁連。漁民が03年4月、同漁連が同年5月に申請した。漁民は同干拓工事の差し止めを求める訴訟も起こしている。
裁定では、同干拓事業の堤防による湾閉め切り(97年4月)以降、ノリやアサリなどの漁業被害が発生していることを認定。その上で、因果関係の立証の基準を最高裁判例が示した「一点の疑いも許されない自然科学的証明ではなく、一般人が疑わない程度に真実だと確信できる水準」とし、潮流や赤潮の発生などを分析した。
その結果、干拓の環境に対する影響は、諫早湾内などでは認められるが、有明海中央部での潮流の流速変化や有明海全体での赤潮の増加については、これまでのデータや研究などで、干拓との関連を認定するのは困難とした。
裁定に対し漁民側弁護団は「立証のハードルが高すぎる。これでは調査をしない国の方が得になる」と批判した。弁護団は、因果関係に踏み込んだ裁定を得た上で、工事差し止め訴訟に証拠提出して裁判を有利に展開しようとしていただけに痛手となった。
一方、農水省の川村秀三郎・農村振興局長は「農水省の主張が基本的には認められたと考えている」とのコメントを出した。
諫早湾干拓事業と有明海の漁業被害との因果関係が、「データの蓄積や科学的解明が不十分で、両者の因果関係の有無は不明」って、人間の知識ですべての自然を科学的に解明しようとするのが傲慢すぎる。
住民が「いらん!」って言うてるんやったら造らんでもいいやん。
貴重な自然環境が守れるんやし、無駄に税金を使わんでもいいんやから。
こう考えるワシっておかしいんかな。
この工事に携わってる役人、公務員、工事関係者、工事作業員の方々は、自分達のしていることで諫早湾の海が死んでいくことに、生態系を破壊していくことに罪悪感を感じないのだろうか。