おだやかな日々

野郎2人(夫と息子)との生活・映画・演劇・本のことなどつらつらと。ジェンダーも少し。タイトルは私の憧れ。

認められるということ

2005-10-21 00:59:29 | ジェンダー
 予算要求作業も、山場を超えました。数字は一応固まって、あとは提出を待つのみ。

 去年の今頃は、数字の積み上げ根拠を考えても"そこまで深く考えなくていいよ"と直属の上司にはいわれ、その上の課長も、なんだかいつも、のれんに腕押し。
 おまけに、もひとつ上の上司に、自分の考えた内容を一生懸命説明してると
 話してる途中で
 ”ま、それはどうでもいいわ。”
と、遮られ、
 家に帰り”私の仕事はどうでもいいんかい!"
と、怒り狂い、庶務のむなしさを感じたものですが

 今年は、担当費目も変わり、上司も替わり(一番上は変わってないけど)
色々と考えてることも受け止めてもらえ、所属3年目で、メインで動けたことも加え
なかなか充実していました。

 この年まで仕事をしていても、女性の行政事務職には"キャリアを重ねたメリット"というものは存在しません。
 1人の、物事を考え判断する存在にみなされてないのが現実です。特に庶務は。

 この何日かは、しっかりと存在を認められた感じです。

 でも、予算担当者として”本当に仕事をするということ。考えること"とはを、一生懸命語ってくれる上司の姿に
 ちょっととまどいます。

 年末の"自己申告書"には”来年度は庶務からはずしてほしい"と書くつもりでいますから。
 彼の困った顔が目に浮かびます。

 この時期は、確かに面白いけれど、後の11ヶ月は空しいですからね。この仕事。
 自分の力でキャリアデザインをしなければ、ただのおばさん事務員になってしまうこの世界では、遠慮せず自分の思いはいわなければならないなと思うし。

 うーん
 でも、思いは正直に書こうね。
 なんて、まだ1ヶ月後なのに。