イギリスゆめだより

日本の外に出ることは自分自身を見つめ直すこと

北欧の旅6

2007-11-03 18:07:30 | 北欧の旅
9日間にわたる北欧の旅も終わりが近づいている。今回はヘルシンキに始まり、エストニアのタリン、スウェーデンのストックホルムという3都を巡る旅だった。そもそも北欧の旅を思い立ったのは、「学力世界一」と言われるフィンランドの教育事情に触れてみたかったからなのだが、フィンランドの学校を個人的に訪問することは難しいということで、それはかなわなかった。今後の課題ということで。しかし思ったのは、家族で旅行している人々がかなりおり(いったい子どもの学校は?とも思ったが)、日本ではいわゆる「学校漬け」になっているような年代の子どもを連れて、父親と母親が旅をしている光景を見て、そうするなかで、家族の絆を深めたり、親としての生き方、あるいはマナーなどを教えているのだなという事である。中には「親にむりやりつれてこられた」的な表情を見せるような若者もいたが(あくまで私の憶測の域を出ないが・・・)、それでも親として何かを子どもに伝えようとする姿に結構出会ったのである。
あとは言語。同じ系統をなすフィンランド語とエストニア語は私のこれまでのヨーロッパ言語のわずかな知識をもってして、ほとんど推測ができないほどの言語であった。それに対して、スウェーデン語は何かしらの推測がつくような単語があり、そういう意味での居心地の良さがあった。(もちろん他の意味での居心地の良さはヘルシンキにもタリンにも数多くあった!)今後少し興味を持って勉強していけるかも・・・と思ったりしている(とりあえずスウェーデン語かな)。
また、今回は都合によりひとり旅になったので、今度は妻を連れてきたい。きっと喜ぶだろう。そのような文化が北欧にはたくさんあるということだ。デザイン、テキスタイル、インテリアなど、私にだって微笑ましく思えるような物がたくさんあった。
季節はまもなくクリスマスシーズンを迎える北欧。そのうち、町はいっぱいのイルミネーションで、家の中はこれまたいっぱいのローソクや装飾で彩られることだろう。やはり北欧は神秘的である。みんながそれを求めている。そしてみんなそれが大好きである。とりあえず、リアルタイム(?)(北欧からのブログ更新)はこれにて終了するが、夏のスイスの旅も交えながら、今年行った2回の欧州旅行を今後の生活に役立てていけたらいいなという今日この頃である。(以上、11月3日午前10時7分、ストックホルムにて)

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