イギリスゆめだより

日本の外に出ることは自分自身を見つめ直すこと

ポーランドへの憧れ

2016-02-26 20:20:46 | 北欧の旅
北欧のフィンランド、エストニア、スウェーデンを訪れてから、まもなく9年。最近の興味の中心は中央ヨーロッパ。2年前に、ラジオドイツ語講座のなかで、オーストリアの特集があったのを機に、ドイツ語に手をつけ始めた。系統だててやったわけではないので、辞書があれば、基本的な文章は意味がとれるという程度。動詞の変化はもちろん、冠詞の変化からして、適当にしか覚えていない。音声については、言うまでもない。よく訪れてきたスイスも大部分がドイツ語圏だが、英語とフランス語で何とかなってきたので、ドイツ語への興味がなかなか湧かなかったのだ。そして、中途半端にドイツ語をほったらかして、今の言語的興味はポーランド語。理由は、最近ポーランドは行ってみたい国の1位だからだ。2位はオーストリア。3位は同率で、チェコ、スロバキア、スロヴェニア、ノルウェー、デンマーク…数えたらきりがないが、つまり、北中欧ということだ。
さて、ポーランドだが、最近密かに日本でブームになりつつあるようだ。個人的にはブームにならないで欲しい。日本人のなかでは、いつまでも旧東ヨーロッパの、やや危うい感じの国、というイメージでいて欲しい。変な日本人観光客に荒らされたくない。(自分勝手な主張です…)
ワルシャワはもちろん、クラクフや、北部のえーっと、何とかという港町…(この程度です…知識は…)や、悲劇の舞台アウシュビッツは是非訪問したい。
問題はことば。ポーランド語はちょっとは勉強したい。イメージとしては、グシュガシュいう感じだが、難しくておもしろそう。万が一のときは英語も十分通じるようだけど、多少の会話くらいは現地の言葉を覚えたい。
ことばも含めて、只今ポーランドの情報収集中なのだ。

旅について

2016-02-15 00:04:09 | 北欧の旅
特に北欧に限ったことではないが、ヨーロッパを旅することに、ずっと憧れを抱いている。これまで数えきれないほど、いくつかの国々を訪れてきた。フランスから始まり、ポルトガル、スイスなど。そして英国には1年間滞在するという光栄に恵まれた。そして今、だんだんその興味は東の方へと移ってきている。数年前に訪れた、このブログでも紹介した北欧はもちろんだが、関心はさらに、オーストリア、チェコ、ポーランドなどの東欧諸国に移動しているのだ。
興味の中心は言語。オーストリアはドイツ語で、使用する文字を見る限りまだ馴染みがある気がするが、チェコ語やポーランド語ともなると、見馴れない文字の連なりに神秘性さえ覚える(勉強してみると、神秘性ごとき印象は徐々に抜けていくのだろう…)。いずれ、早いうちに学習を開始したい言語たちだ。
先日、NHKで、関口知宏の『ヨーロッパ鉄道の旅』オーストリア編とチェコ編があった。めっきり旅番組が減ってしまったなかで、この番組は貴重である。鉄道や訪れる町でちょっとの間だけ出逢う、あの『一期一会』が旅、特に海外での旅の醍醐味ではないか?列車のなかで、たまたま隣の席に座り、ちょっとだけ会話などのふれあいがあり、そしてほぼ永遠に別れていく。ある意味悲しいことだけど、それが人生でもあると…そういうふうにしか出会わない人と、もし偶然に2回あってしまったら、それこそ運命的な出逢いだと…まあここまでのロマンが訪れることもなかなかないけど…
関口知宏ヨーロッパ鉄道の旅。次回はポーランドかな?まだあまり日本人に知られていない東欧の国々をもっと紹介してほしいな。

北欧の旅回顧録9

2007-11-23 09:43:55 | 北欧の旅
写真はエストニアの首都タリンを走る市電でありSOKOS VIRU ホテルの前のロータリーである。先にも書いたようにタリンの市電の停留所はもちろんそれらしきところもあるのだが、降りたらそこは車道だったというところもある。整備されていないと言いたいのではなく、それって何となく好きだ。危ないという見方もあるが、それは降りる方が注意すればいいだけのことである。車と人(歩行者)との共存というのはお互いが自分を主張しあうのではなく、お互いが相手の存在を確認しあうところから始まるのだろう。それから、私が見かけた市電では夕暮れで暗くなっているのに、車内に明かりがついていないというのもあった。防犯上よろしくないという向きのある一方で、無駄なエネルギーは極力使わないという意味では、とても進んだ考え方であると思う。(実際にはどういう理由なのかは不明であるが・・・)

北欧の旅回顧録8

2007-11-20 22:32:53 | 北欧の旅
写真はタリン旧市街の南西、トームペア地区にあるアレクサンドル・ネフスキー教会。ロシア教会で、中に入ってみると至る所にロシア語が・・・。私自身はまったく縁もないが、やはり教会というのはどのようなものであれ落ち着くものである。エストニアを始め、バルト3国は旧ソ連の一部。少なからずその影響を受けている。現在こそ北欧の一部というアイデンティティを築きつつあるようだが・・・何はともあれ外観が非常に美しい教会で、いろんな角度からその姿を楽しんだ。

北欧の旅回顧録7

2007-11-18 10:30:27 | 北欧の旅
タリンの街を歩いていると、いくつかアーモンド売りのスタンドを見ました。ちょうど冷気が肌を刺し、あま~いアーモンドの香ばしい香りが空腹を挑発したので、立ち寄ってみました。40EEK(=400円)で、小さい袋に入った煎ったアーモンドを買いました。味は、黒砂糖(かな?)とシナモンをまぶしてあるような感じで、日本でもよく売ってあるようなものに近かったですが、とてもおいしくいただきました。買ってから売り子のおねえさんに「写真をとるのはタダ?」と聞くと「もちろん!はいポーズとるからかわいく撮ってね!」などと言ったので、記念に1枚撮ってきました。愛嬌たっぷりのお姉さんたちでした。

北欧の旅回顧録6

2007-11-17 00:21:19 | 北欧の旅
写真はホテルのすぐそば、聖オラフ教会の塔から見た、タリン旧市街です。天気はよくなかったですが、同時に高すぎて、しかも展望できるところが狭く、高所恐怖症の私としてはビクビクものでした。ちなみに、塔のてっぺんに至る階段は231段だったと思います。いい運動になりました。教会へは(塔へも)タリンカードで入りました。北欧はこのようなカードが整っていて、とても便利ですね(というか他のヨーロッパの国にもあるかもしれないが・・・これまで知らずに使っていなかっただけかも??)長く見ていても飽きないタリンの旧市街の風景でした!!

北欧の旅回顧録5

2007-11-14 22:53:39 | 北欧の旅
フィンランドを後にして、エストニアの首都タリンへやってきたのは、北欧の旅4日目。フィンランド湾を船で渡った。当初は90分しかかからない高速船での移動の予定であったが、当日は風が強く欠航。結局、3時間かかるフェリーでやってきたのだ。しかし、まさか自分が旧ソ連の国に来るとは全く想像だににしていなかった。実際に訪問したタリンはソ連時代の面影らしきものを多少は残しているものの、雰囲気は北欧と同じようなものだった。経済的にも裕福な国だということだった。そしてタリン旧市街は世界遺産にも登録されているように、中世の町並みがそのままの状態で残っており、どこをカメラに納めても絵になるようなそんな美しい街だった。この町に3日間滞在したが、穏やかな人々と、中世的な雰囲気、そしてどことなく純朴さが残っているところなど、非常に滞在しやすい街であった。次に訪れるときは田舎の方に行ってみたいのと同時に、他のバルトの国々にも訪問してみたいと思った。言葉はまさかエストニア語ができるわけはなく、英語で通したが、十分に事足りた。ヨーロッパの人はやはり英語が上手である。

北欧の旅回顧録4

2007-11-12 23:02:30 | 北欧の旅
さて、北欧滞在中の食事についてだが、スーパーで買った惣菜とパンで夕食をすませてみたり、時には朝食をたっぷり食べて、昼は果物ですませるとか・・・旅の最中にはあまり食べ物にはこだわらないことが多いが、中には市場に進入し、そこでうまそうなものを見つけて食べたこともあった。写真のサーモンパン(実際には何といわれているか分からないが・・・)はヘルシンキのマーケット広場近くの屋内市場で売られていたものだ。記憶が正しければ、これ1個で5.5ユーロ。まあ、上にキャビアが乗っかっているから高いのであろう(?)。しかし、一見薄そうに見えるサーモンだが、これが結構厚い。1個ようやく食べきったという感じだった。このような食事も楽しいものだ!!

北欧の旅回顧録3

2007-11-11 10:49:19 | 北欧の旅
ヘルシンキの市内観光の移動手段としては徒歩か路面電車が便利である。特に路面電車3号線は環状線であり、約1時間で市内を一周するので、いい時間つぶしにもなるし、何がどこにあるのかを観光の最初に知っておくためには便利な交通手段である。私もこれを使って市内を一周した。特にどこかに降りて・・・ということはしなかったが、人々の生活をかいま見ることができて、快適な時間を過ごすことができる。乗車チケットとしてはヘルシンキカード(路面電車、バス乗り放題、博物館などへのフリーパス)を買っていたので、いちいち買う必要がなかった。時に社内に検札員が来るようだが、私はついにぞ会わなかった(ということはチケット持たずにでも乗れたということ・・・しかし、そんなズルイことはしない)。どこの国に行っても路面電車が走っている場所というのは情緒あふれる場所である。この後行く、エストニアのタリンにも路面電車が走っていたし、スウェーデンのストックホルムも観光シーズンには走るようだ。写真はヘルシンキ大聖堂へ向かうかのように(実際は向かわないが)走る3T線(写っていないが右側がマーケット広場で、シーズンには市が立つ。このときは少なかったが・・・)。