イギリスゆめだより

日本の外に出ることは自分自身を見つめ直すこと

ウィンブルドンの思い出

2005-06-19 21:55:48 | その他
 3年前英国に留学しているときに、この時期ロンドン郊外のウィンブルドンで行われるテニスの4大大会の一つを見に行こうということになった。といってもチケットは持たずに当日券を求めるために行列に並ばなければならなかった(英語では queuing 「キューイング」という)。朝6時半、ロンドン中心部のホテルを出て、地下鉄に乗って会場に行き、朝7時過ぎくらいから「キュー」をし始めた。広いグラウンドのようなところで、かなり後ろの方になった。朝7時だというのに、かなりたくさんの人がすでに並んでいたのである。いったい何時になったら入れるのか!?昼くらいになりそうだ・・・昼が来た。ほとんど行列は減っていない。その中で昼食をとる(たしかホットドッグを食べたと思う。)午後、徐々に我々はウィンブルドンのテニスコートに近づいているのであろうが、肝心のテニスコートはいずこに・・・というくらい全くそれらしきものは見えない。こりゃ、入れるのか!?徐々に不安が募る。せっかく来たのに、並んで終わりか?そのうち、係員の人から I queued at Wimbledon と何の慰めにもならないような言葉が書いてあるステッカーが配られた。これが、唯一のウィンブルドンの思い出になるのか~!
 午後5時。何とか入ることができた。先に入っていた友人がチケットを獲ってくれた(帰った観客のチケットをresaleするのだ!)結構安くで買えた。午後8時までのたったの3時間足らずだったが、第1コートで、ウィリアムスの試合や、ナブラチロワの試合などを見ることができた。
 今となっては、10時間もキューイングしたことが一番の思い出である。6月20日。明日から今年のウィンブルドンが始まる!!

スイスでの過ごし方

2005-06-19 12:17:59 | スイス
スイスで何か他にすることがあるだろうか?僕はいつも、湖や美しい山々、そしてのんびりとした人々を見ながら時間を過ごすだけだ。それがスイスを最も満喫できる方法ではないだろうか?冬のスイスを訪れることが多く、真っ白な風景がスイスの顔だと思っていたが、夏に見せる緑色を基調とした鮮やかな自然の色こそ、スイスが私たちに与えてくれる最も relieving な表情ではないだろうか。
今すぐにでも、じめじめする最悪の日本の夏を避けて、さわやかなスイスに行きたい!(のだが・・・)

ブリエンツの眺め

2005-06-15 21:53:41 | スイス
 スイス中部にあるブリエンツ湖を初めて訪れたのは3年前の夏。当時英国に留学していた私は、3週間の夏休み中にフランスとスイスを訪れたのである。以前から行き当たりばったりの旅が好きである。宿も予約せず、行き先も思いつくがままに旅行していた。休みも終盤に差し掛かったとき、私はフランス南東部のブリアンソンを後にして、スイスへと入った。それまでにもスイスは何度か訪れたことがあったが、夏に訪れるのは初めてであった。ゴールデンパスルートを通り、やってきたのはブリエンツ。そこにある湖は白濁色で、おだやかで温かい印象を受けた。山と湖の国、スイス。その中でも私は、このブリエンツが好きだ。ここで3泊することにした。
 いまでも疲れたときにこのブリエンツ湖の風景を思い起こすと心が救われる気持ちがする。