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まさおレポート

ゾシマ長老の死体から腐臭を発す 信仰と不信の葛藤

ゾシマ長老は死体が腐臭を発し、イリューシャは病死するが腐臭を発しない。作者はこの腐臭の在りなしで何を言いたかったのだろう。腐臭を発しないのが民衆の求める奇跡だとすると、信仰と奇跡は全く関係ないのだといいたかったのだろうか、あるいはゾシマ長老は俗に堕しており、イリューシャは無垢の少年故に腐臭を発しなかったのか。これも謎の一つだ。

庭で掃除をしているときに浮かんだ。ドストエフスキーは信仰と不信が交互に激しい葛藤していたのではなかろうか。アリョーシャがゾシマ長老の死体が腐臭を発し激しく動揺することからの推測だが。いやそれ以上にこれだけの大作の主要テーマを信仰と不信の葛藤に捧げたのではないか。

カラマーゾフの兄弟に関心のある方はどうぞ

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