大谷翔平の活躍をほぼ毎日楽しんでいるがフリーマンもすごいなと。そのフリーマンが次男の病で戦線離脱しているのを知って改めて彼らの生きがいは家庭なんだと再認識した。
長いサラリーマン生活で長女が生まれた時のことを思い出した。職場の同僚から「早く行ってあげなよ」と背中を押されて芦屋の病院へ向かったことを思い出している。滅私奉公はすでに死語だったが心の奥にはしっかりと刷り込まれていた我らが戦後世代。家庭 . . . 本文を読む
2006年にイタリアのベローナで野外オペラアイーダを観た。感激して写真を撮りまくったのだが強い照明と舞台装置がキンキラのためハレーションをおこし、そのため焦点が合わずピンボケ写真が残った。残念だが致し方ない、photoshopではどうしようもないと諦めていたのだがAI修復アプリが出ていたんですね。試して見たら鮮明とは言えないが見れるようになった。18年の進歩はやはり凄い。当時の感激が蘇った。
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仏教の諸行無常に比較的慣れ親しんだものには下記の文章はいささか過激で、およそあり得ないことのように思えるのだが。死のない世界など絶対にあり得ない、80歳がせいぜい200歳に伸びるだけであろうが、そして宇宙的時間感覚からは誤差の範囲である、それにしても現実にその中で生きていかなければならない我々の親子関係や会社の組織論、社会の混乱は計り知れない。
人類は先を開く能力はあるがもたらされる混乱について . . . 本文を読む
"It is what it is" フランク・シーラン(ロバート・デ・ニーロ)がジミー・ホッファ(アル・パチーノ)に対してラッセル・ブファリーノ(ジョー・ペシ)からのメッセージを伝える場面で使われる。
ジミー・ホッファは、ラッセル・ブファリーノや他のマフィアからの警告を無視しフランクはラッセルの言葉を伝え、行動を変えるように説得しようとするが、ジミーは頑なだ。
フランクは「It is wha . . . 本文を読む
道徳も倫理もない無法者の言葉、自分の子供がこんなふうには絶対になってほしくない。しかし、しかしこのセリフは不思議と心に残る。なぜだろう。
「オレたちにとって、他の生き方は狂気の沙汰だった。クソみたいな給料のためにクソみたいな仕事をして、毎月の請求を心配しながら、毎日地下鉄に乗って通勤するいわゆる善良な人々はマジで死んでるも同然だよ。クソだね。彼らには根性がない。オレたちは欲しいものがあれば、 . . . 本文を読む
光源氏は一度でも関係した女を捨ててしまうことはなかった。これが源氏物語を不朽の名作にしている、光源氏の多情性と不倫がこの一点で危ういバランスをとって単なる色好みの物語から深い人間性をたたえる物語に昇華している。醜女の末摘花を情人として一生捨てなかったエピソードはその端的な例になる。
末摘花は、彼の多くの愛人の中でも特に独特な存在であり、彼女に対する光源氏の態度は非常に象徴的だ。末摘花 . . . 本文を読む
タランティーノの『パルプ・フィクション』でサミュエル・L・ジャクソン演じるジュールスがエゼキエル書25章17節を引用するシーンは、この引用自体が間違っているというおちがつくことを知って一層印象に残る。
この間違った引用によって、殺し屋ジュールスのまともな読書経験のない凄まじい殺し屋
稼業で必死に得た生きるすべが表現される。
ちなみにジュールスはつぎの . . . 本文を読む
すでに罹患後2週間たつ。平熱になって10日ほどだがまだしぶとく影響を与えてくれる。時々咳が出て少し痛いがどうやら完全に出ていってくれる予感がある。さすが人類を震撼せしめたコロナだ、しぶとい野郎だ。ところでこのコロナの発生元の追求はどうなったのだろう。確かトランプは賠償を求めると言っていた。期待する。 . . . 本文を読む
親の恩を返そうと思った時には大抵の場合は親はいない。だから周りの困っている人などに返せば良い。紀野一義は親にそう教えられたと言う。
今時こんな説教くさいことを言っても聞く人はいないのかもしれない。我が子に言ってもピンとこないだろうな。でもこういう思いの連鎖は時代が変わっても未来永劫伝わってほしいなと思う。
でも変わりを見渡してもそういう思いの連鎖はとうになくなっているケースもある。私の知り合い . . . 本文を読む
銃撃を受けたが私はとても安全だと感じた。 なぜならば神が私の側にいると感じたからだ。これはトランプが銃撃を受けた後の初めての大会で述べたことばだ。日本のYouTubeらもメディアもこの言葉を取り上げていない。重要な言葉なのに何故か注目されていない。紋切り型の常套句のように思われたのだろう。カラマーゾフの兄弟ではイワンが奇跡の重要性を大審問官になりきって述べるところがある。まさにこの奇跡だとトラ . . . 本文を読む
源氏物語は近親婚タブーと仏教的倫理観の相剋の歴史的接点での物語と読むことができるのでは。
この問題を本格的に論じる基礎学力もなければ能力も無い、ただこの物語をなぜ書かしめたのか、この物語の本質はどこにあるのかをバリ島滞在以来考えるともなく胸に置いてきた。既に15年がたちそろそろ何か思いつくことがあっても良い。
近親婚排除、これこそがこの物語の最大のテーマであり藤 . . . 本文を読む
追記 犯人が屋上に登っているのを州警察の2人が肩車でのぞきこむと犯人に銃を向けられて落ちている。その直後にトランプは狙撃されている。なぜ肩車でチェックするほど危険を察知していて下の2人の警官は銃で応酬しなかったのか。演説を中止しろと伝えなかったのか。なんとも腑に落ちない。初稿トランプが撃たれるというショッキングな映像を日に何回見ているだろう。その背景の複雑さに頭がクラクラしてくる。右を向いた刹那に . . . 本文を読む
梅原猛や鈴木大拙は源氏物語は精神の深いところを扱わないとして軽く見た。万葉集も同じく子供の感動と同列のものを掲げたと言う。なぜこんな風にいうのだろうと不思議な思いにとらわれその理由を長い間胸に温めてきた。道元は母が父に略奪婚されて生まれた子で生涯色恋を遠ざけたと紀野一義に学んだ。梅原猛も父に対して道元が抱いた鬱屈と同類のものを生涯抱いた。鈴木大拙については父に早く死なれ母っ子のような感じがしている . . . 本文を読む
37度台を揺れながらようやく平熱に戻っいた。世の中では既に過去の災厄として語られるコロナが我が家にやってきて家庭内感染をして我が身を襲うとは。いったいどんな感染経路なのか、飛沫感染かなあるいはトイレのノブからの接触感染もしれないなどと推測してみるがはっきりしない。相手は姿形が見えぬのだから。はじめは頭が軽く痛くて体も節々が軽く痛いという症状でのちにそれに喉の痛みが加わった。あのイガイガウィルスイメ . . . 本文を読む
党大会まで候補を降りると宣言できない戦術上の思惑があるらしい。それにしてもゼレンスキーをプーチンと言い間違え、カマラハリスをトランプ副大統領と言い間違えるとは。かつてレーガンも認知を心配されていた。何故こんな段階まで放置したのか、これは米国特有の差別アレルギーがあるのではないか。年齢で差別してはいけないのだ。だがしかしその先進性が欠陥も含む。日本には年齢差別はあって当然で、だから米国のこのあたりの . . . 本文を読む