まさおレポート

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やはり凄い ウブド木彫り職人の技

2010-12-31 | バリ島 絵画・紋様・アート・クリス・美術館・ワルター シュピース
11月1日に滞在ホテルで伸びすぎた大木の枝を伐採していた。その後で伐採した枝、といっても直径30センチ以上あるものの中の一つが荒削りに鰐の形になっていた。どうするのだろうと思っているうちに姿を消していた。昨日ふとロビーで立派な鰐の木彫りが完成しているのを見た。尋ねてみるとやはりあの荒削りの鰐が完成して持ち込まれたという。近くに荒削りを制作していた見覚えのある職人がいたので出来栄えを誉めた。背中のゴ . . . 本文を読む

「予告された殺人の記録」

2010-12-29 | 映画 絵画・写真作品含む
「予告された殺人の記録」はノーベル文学賞受賞者マルシア・ガルケスが1981年に著した作品だ。この映画化作品をたしか日比谷の映画館で見た記憶がある。結婚前の娘の処女を奪ったハンサムな金持ちの息子を、それが理由で他の男との結婚が破談になった娘の兄貴が家の名誉を守るために、殺人を予告して殺す話だが、最近でもふとなにかのおりに思い出すことがある。若者同士が結婚を前提にせずつきあったというだけで殺されてはた . . . 本文を読む

年の暮と新年は

2010-12-29 | バリ島 食べ物・暮らし (日本・世界の食べ物含む)
日本で正月を迎える頃はいつも去年今年貫く棒の如きもの (高浜虚子 昭和25年)の句が頭に浮かんだ。バリで暮と正月を迎えるとなるとこの句の感慨は少し無理がある。世間は年があらたまるという。師走の商店街などでは買い出しの客で賑わい、自らもその気になっていく。日本人は特にあらたまるということが好きな国民のように見える。反省とか三省とかが好きで、子供の時からそんな反省好きの空気の中で育ってきた気がする。初 . . . 本文を読む

豪雨風景

2010-12-28 | バリ島 食べ物・暮らし (日本・世界の食べ物含む)
雨季らしい雨が降った。雨季は11月から3月だが経験的に12月の暮が最も雨季らしくなるようだ。低気圧のせいで風も強いから樹木も葉も強くなびいている。大きく育って下部が枯れたバナナの葉が落ちそうになっている。遠くで雷がなり眼前の池の水面が白く反転する。やや濁った池の水も豪雨で浄化されていくことで天の恵みを喜んでいると見える。しばらく見ていると雨足が弱まり池の斑点模様も落ち着いてきた。屋根を葺いてある水 . . . 本文を読む

映画「1900年」の食事シーン

2010-12-27 | 映画 絵画・写真作品含む
「1900年」の中で一日の農作業を終えた小作農たちが夕食を食べる。このシーンが海岸沿いのイタリアンレストランで食事中にふと脳裏に蘇り、これが恐らく今までに見た映画の食事シーンの中では最も食欲をそそるものではなかったかと確信に近いものを感じた。この映画は上映時間が300分以上ある長いもので、面白くていまだに強く印象が残っている。イタリアの20世紀初頭から1945年の第2次世界大戦終了までを3人の男の . . . 本文を読む

湯河原の温泉宿で

2010-12-27 | 紀行 日本
帰国時の懸案の仕事も終えて湯河原の温泉宿に一泊で出かけた。今回はなじみのある本館ではなく別館に泊まる。ここで夕食をとっているときに仲居さんが話をしてくれた。「おいしいですよ」「お客さんにもいろいろいらっしゃいますよ。このあいだは年配のカップルが関西からいらっしゃいましたが、男性の方がお食事をすっかり平らげた後に、ちょっと座ってくれますかといきなりおっしゃいました。男性がおっしゃるには、これは何の料 . . . 本文を読む

職場でテレビを見た記憶は

2010-12-26 | 心の旅路・my life・詫間回想
官庁、たとえば総務省や経産省に行くと課長席あたりに必ずテレビが置いてあり、国会中継などを流しっぱなしにしている。しかし一般の会社では職場にテレビはない。休憩室か社員食堂においてあるくらいだ。それでも職場でテレビをみた経験が何回かある。それぞれを思い出してみると大きな事件などの際は職場でもテレビをみている。しかし案に相違して数え上げてみるとたったの5回しかない。最後のワールドカップを除いてそれぞれが . . . 本文を読む

記憶の断片 新幹線と理髪師

2010-12-20 | 心の旅路・my life・詫間回想
四国の詫間という町で全寮制の高校生活を過ごした。海軍航空隊の跡地を利用した敷地の中心から離れて海岸に面した片隅にぽつんと理髪店があった。全校生400人強の頭を刈って商いとしている。ひと月に一回かあるいはもっと間を空いてかその理髪店で丸刈りにしてもらうのだが、この理髪師の兄さんが頭を刈っている間に香川弁丸出しで色々と話をしてくれた。昭和39年10月に開通した新幹線に乗るというただそれだけのために大阪 . . . 本文を読む

記憶の断片 豆腐の匂いと長い夕日の影

2010-12-19 | 心の旅路・my life・詫間回想
子供の頃すぐ近くに豆腐屋があった。働き者の一家は早朝から豆腐を作る。小学校に登校するために横を通るとそのあたり一帯に濃厚な大豆の匂いが立ち込める。匂いは芳香といってよいくらいで、今でもその匂いの記憶が強く刻み込まれている。 家の前でも毎朝その芳香がした。ふとみると近くの牛を飼う農家が大豆の白いゆで汁を一杯いれた桶を天秤で担いで運んでいる。牛の飼料にするためで、冬などその桶のあたりに湯気が漂ってい . . . 本文を読む

今日はなにやら光るものを拾得 ひょっとして

2010-12-18 | 日常の風景・ニュース
事務所に行く途中で路傍になにやら光った。子供のおもちゃかガラスの破片かと通り過ぎようとしたがふと気になって拾い上げると泥だらけの、台座も何もないダイヤモンドらしきものだった。たぶんガラスのおもちゃだろうと思いながら一応気になるので持ち帰った。 おもちゃだったら届け出るほどでもなくゴミとして捨てればいいが、万一本物だったら失くした人が困っているかもしれない。ネットでダイヤとガラスの見分け方を調べて . . . 本文を読む

記憶の断片 長屋の美少女

2010-12-17 | 心の旅路・my life・詫間回想
昭和30年代初頭、10才になるかならないかのころ、近所に長屋風のアパートがあった。友達がそこに住んでいたので何回か遊びにいったことがある。6畳ひと間ほどしかない部屋が薄い壁でしきられて、ずらりと並んでいる。そこに、友達は親子4人で住んでいる。今から思うと気の毒な狭さだが、当時はこんな長屋が近所に珍しくもなかった。 便所と炊事場は共同で、炊事場といっても住人は井戸水をくみ上げ、地面でしゃがんで食器 . . . 本文を読む

懐かしい鮨屋 それから表参道へ

2010-12-17 | 日常の風景・ニュース
昼過ぎに経堂から農大通りを通って「喜楽寿司」に入り海鮮ちらしを食べる。この店は4年ほど前に世界旅行に出かけるまでよく通った店で、店の主人は顔を覚えていてくれたが、さすがに名はでてこない。バリでとれる魚の話になり、さらに巨大な鰺の毒の話をすると「シガテラ毒でしょう」とすかさず答える。さすがこの主人釣りが趣味なだけあって、よく知っている。 夜は忘年会で表参道へ行く。忘年会の店は一昔前に職場であったオ . . . 本文を読む

用賀でオナガの群れを見る

2010-12-16 | 日常の風景・ニュース
用賀の大きなお屋敷の柿の実に群がる、35センチほどの大型で、優雅な青い尾を翻して飛来する鳥を見つけた。黒い頭に白い首輪、それに青くて長い尾で調べてみるとオナガという鳥だとある。これはスズメ目カラス科とあるので、カラスに近いらしい。近くでカラスも鳴いていると勘違いしたが、実はこのオナガの鳴き声だったのだ。 . . . 本文を読む

庭の風景 すすき 枯葉

2010-12-15 | 日常の風景・ニュース
人がいないと何故こんなに雑然とするのか。庭の植物の配置がとりたてて変わったわけではないのだが、荒れた感じは否めない。その原因はなんだろうと観察してみると雑然という言葉で片付くことが分かった。 テラスの椅子はすこし横を向き、その上にはペットボトルの空が乗っている。テラスの板の間から蔓性の雑草が伸びてきてかなり茂っている。段ボール箱が風のせいかあちこちを向き、洗濯物干しが夏の太陽のせいか歪んでいる。 . . . 本文を読む

庭の風景 金魚が元気で生きていた

2010-12-13 | 日常の風景・ニュース
ほぼ3ヵ月ぶりで帰国して真っ先に庭を除く。あれ、いなくなったのかと暫く見つめていると見慣れた紅白を鮮やかに翻して水面に上がってきた。この金魚、ほぼ一年もの間藻だけで生きている。 今回金魚の陶製鉢の上に被うように生える雪柳の枝を見てひらめくものがあった。この枝には様々な小虫が卵を産んだりとまったりしている。この連中が雨で鉢の中におちて金魚の餌になっているのではないか。目撃してはいないので仮説の域を . . . 本文を読む