まさおレポート

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紀野一義の研究39 見宝塔品

2021-12-31 | 紀野一義 仏教研究含む
紀野一義のyoutube講演から断片的メモです。見宝塔品は大乗の法華経結集の有様を華麗にイメージ化したものです。世尊、何の因縁を以てか此の宝塔あって地より涌出し、又其の中より是の音声を発したもう。此の宝塔の中に如来の全身います。乃往過去に、東方の無量千万億阿僧祇の世界に、国を宝浄と名く、彼の中に仏います、号を多宝という。其の仏本菩薩の道を行ぜし時、大誓願を作したまわく、 若し我成仏して滅度の後、十 . . . 本文を読む

稲盛さん「成果主義ではみんなやる気を失てしまう」に共感

2021-12-30 | 日常の風景・ニュース
 photo by wiki さすが稲盛さん、「成果主義ではみんなやる気を失ってしまう」に共感する。 https://president.jp/articles/-/53143?page=3 「成果主義ではみんなやる気を失ってしまう」稲盛和夫がそう考えるようになった納得の理由 勤め人時代は部下の評価に悩むことが多かった。あれこれ考えてもすぐに矛盾に突き当たってしまう。最終的にはいろいろ . . . 本文を読む

紀野一義の研究38 12月28日は命日

2021-12-28 | 紀野一義 仏教研究含む
12月28日は紀野一義氏の命日にあたる。数日前に我が家から1時間の距離にある氏のお墓にお参りしてきた。 1968年に講演を聞いて以来深く影響されてきた。先祖の墓参り以外にしたことのないお墓参りはやはり記しておくべきだろう。 真如ときざまれた墓標と横に供養塔が。 高台に日が射した。     . . . 本文を読む

紀野一義の研究37 西行

2021-12-27 | 紀野一義 仏教研究含む
紀野一義が西行を語る。youtubeよりのメモです。 院の御所を警備する近衛兵だった。 清盛が生まれる。翌年崇徳が宿ったときに西行が生まれた。 西行が生まれた年にしょうしが鳥羽天皇の妃になる。既に子供を宿していた。日本で初めて。すぐに崇徳天皇が生まれる。 同じ年に生まれた人間はおなじようなことを考える。 平家の武士は源氏の武士に比べると業縁が深いみたいですね。坂東の御家人は単純ですね . . . 本文を読む

「西行花伝」メモ

2021-12-26 | 小説 音楽
この「西行花伝」を出版直後に買い求め、一度時間をかけて読んだ。勤め人はなかなか読書ができないままに4半世紀が流れた。紀野一義氏の講演を聞いているとしばしば西行が登場する。 本棚からほとんどの本は破棄されている。この「西行花伝」も二束三文で売り払った。読みたくなったら図書館でと思いながら。 図書館で読んでみた。4半世紀前に読んだよりも面白い。母と観音と恋が歌と一体化した素晴らしい作品だ。 以下 . . . 本文を読む

紀野一義の研究36 大乗の発生

2021-12-26 | 紀野一義 仏教研究含む
紀野一義氏youtube講演からのメモです。 大乗の徒が小乗と呼ぶと南伝仏教のタイの人々などは怒ります。テラワーダと言わなければいけない。小乗とは大乗の人がそれまでの原始仏教をさげすんで呼んだ言葉ですから。 釈迦在世の頃の仏教は根本仏教とよばれ、その後のは原始仏教と呼ばれる。釈迦滅後の弟子たちは経から律や論の研究に勤しみ、人への救済をおろそかにした。経、律や論をできるだけ多く暗記している人 . . . 本文を読む

コーヒーの泡立ち

2021-12-26 | 日常の風景・ニュース
なにげなく原町田通の古くから続いているカフェで店頭に並んだ豆を買ってみた。いつもは駅前のスーパーで豆を買うがそのときはなんだか理由もなく買ってみる気になった。 淹れてみると熱湯を注いだ瞬間にその黒々とした泡立ちの豊かさに驚いた。そうなんだ、かつて淹れていたのはこんな風だったと改めて思い起こされた。飲んでみるとうまかった。 ささやかな発見だ、いやいつのまにか忘れていたことの再会だ。 . . . 本文を読む

村上春樹「小澤征爾さんと音楽について話をする」のメモ

2021-12-25 | 小説 村上春樹
「小澤征爾さんと音楽について話をする」のメモです。 小沢征爾は音楽にマニアックな解釈をしない。というか嫌う。やんわり村上春樹の聴き方をマニアックすぎると批判しているように読めた。世界の村上春樹に音楽にかこつけてこんな批判をさらっと言ってのけるのはやはり小沢征爾くらいのものだろう。音楽家と小説家の距離が忌憚のない意見を述べさせたのだろう。 村上春樹はこの批判に、たしかに音楽にマニアックな好みを求 . . . 本文を読む

複素数は単なる便宜上の虚構ではない

2021-12-24 | AIの先にあるもの
高校で複素関数を習って以来虚数に強く惹かれている。最近は複素数が仏教の空のメタファになるとの思いをますます強めている。 法華経は見宝塔品だとか久遠だとかイマジナリーの世界に思いを致さなければ理解不能だ。そしてイマジナリーの世界はリアルと対等な世界であると思わないとこれまただめだ。 つまり虚=イマジナリーを十分に理解しなければ現代人には理解不能だ。 イマジナリーナンバーに虚数という訳語を当てた . . . 本文を読む

紀野一義の研究35 正法眼蔵 森羅万象一切が心

2021-12-22 | 紀野一義 仏教研究含む
見出し画像はhttps://tsugiiro.com/cherry-blossoms-extraction/からお借りしました。 紀野一義の正法眼蔵講義(youtube)から断片的なメモです。 矛盾をもって矛盾を超える。重大なことは矛盾を超えることだ。 たとえばある人が80歳で死ぬということも事実であり、永遠の生命を得ているというのも事実である。重大なことは矛盾を超えることだ。 森 . . . 本文を読む

紀野一義の研究34 インドのカースト

2021-12-21 | 紀野一義 仏教研究含む
紀野一義氏がインドに旅したときの思い出としてカースト制度が語られている。 インドは釈迦をはじめガンジーやネルーが努力したがどうしてもカーストは廃止できなかった。 仏教はインドで発祥したが今では仏教徒はほとんどいない。仏教徒はアンタッチャブルに属している。 2011年国勢調査によると840万人以上の仏教徒がおり、人口の約0.7%を占める。うちの87%が新仏教徒(ナヴァヤーナ仏教)であり、彼 . . . 本文を読む

紀野一義の研究33 人生の満開は

2021-12-20 | 紀野一義 仏教研究含む
正法眼蔵の講義からの断片的メモです。紀野一義氏60代なかばでしょうか。 鎌倉の祖師たちはみなこころの深いところに深い悲しみをもっている。 さいきんほとけさまは休んでいられると思いますね。もうそろそろこの世に出てきて欲しいですね。 南禅寺でお茶会に出くわした。きれいな着物の女性たちと僧たちがいた。なんかちょっと違いますね。   僧はきれいな着物の女性と浮かれていないでこころの . . . 本文を読む

記憶の断片 授業の始まりに名を呼ぶ

2021-12-19 | 心の旅路・my life・詫間回想
記憶の断片として脈絡もなく浮かび上がってくる事柄を記している。こうこうしかじかで何かを思い出したので記しておくというのがよく見る書き方だがわたしの場合は脈絡もなくふと泡のように浮かぶ。だれでもそうなのかとふと疑問に思うこともある。 さて今日粟粒のように浮かんできたのは中学の頃に授業の始まりでクラス全員の名を点呼する風景だ。いや風景というより音声の記憶だ。 あかつか、・・・、わだ と当時のあ . . . 本文を読む

紀野一義の研究32 垂直的人生

2021-12-19 | 紀野一義 仏教研究含む
水平的人生を歩む人がほとんどだが垂直的人生を歩む人は少ない。 水平的人生は氏の造語だ。生まれつき備わったレールの上を進んでいく人生をそう呼んでいる。垂直的人生はそういったレールから飛び出すような人生を指す。 紀野一義は小学3年のときに駆けっこをしていて板塀にぶつかり10分ほど気を失っていた。母の「かずちゃん」という絶叫に10分後に反応し生き返った。それいらい肋膜になり中学3年になってようやく回 . . . 本文を読む

国立博物館東洋館「イスラーム王朝とムスリムの世界」に行ってきた

2021-12-19 | バリ島 絵画・紋様・アート・クリス・美術館・ワルター シュピース
バリでなじんだクリスがあった。マレーシアにもクリスがあるのだ。 宝石の散りばめられた短刀 黄金の短刀 紅色の宝玉を埋め込まれた短銃 半透明のガラス壺 水ようかんの趣 正倉院に通じるものがあるのは当然か 装身具 装身具 装身具 装身具 タイルの美 王冠 ガネーシャ像 獅子 ブッダ ブッダ ガルーダ ナ . . . 本文を読む