まさおレポート

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大乗非仏説メモ

2010-11-30 | 紀野一義 仏教研究含む
キリスト教、イスラム教に比べて仏教は経典の数が多い。その上成立年代の幅が広い。釈迦入滅後500年ほどは経っているのだろうか。それらがひとまとめに仏教とひとくくりにされて認識されていることに不思議と興味を感じていた。その興味の延長線上に大乗非仏説がある。釈迦が入滅後500年も経ってからの、たとえば法華経が果たして仏説と呼べるのか、と仏説であることを否定する説だ。釈迦が説いていないことを説く、あるいは . . . 本文を読む

今日は朝から曇天 雲が形を変えて見飽きない 

2010-11-29 | バリ島 街の風景・海辺の風景・山の風景
朝から夕方まで曇天が続いている。雲の形が変化に富んで面白いのでプールで歩きながら雲を眺めていた。白い雲もやや灰色がかった雲も空を覆い、ダビデ像に見えたり龍が飛ぶ姿に見えたり猿の顔が浮かんできたりと見飽きない。そのうち遠方で雷が鳴りだしたので引き揚げてきた。プールに雷が落ちたらどうなるのだろうとの考えがふと頭をよぎる。 . . . 本文を読む

バリの人々 ニョーマンのこと

2010-11-29 | バリ島 人に歴史あり
ニョーマンが手にバナナの房を持ってやってきた。いつもアポもなしにふらりとやってくるニョーマンにつれあいが苦情を言う。ニョーマンに対してではなく私に対して苦情を言う。特にこの日はつれあいが風邪をひいて体調が悪いので余計に嫌であったらしい。アポもなしに突然やってきて家の中に入ってこられたのでは第一安全面で問題だという。もっともな話でそのうち注意してやらなければいけない。このニョーマンとはスミニャックの . . . 本文を読む

工藤美代子「悪名の棺」の記事から「顔」について思いは飛ぶ

2010-11-27 | 日常の風景・ニュース
この著者も知らないし「悪名の棺」もまだ読んでいないのだが、笹川良一を扱ったものだという。日本船舶振興協会の設立者で、毀誉褒貶に富み、その名前を知る人は多い。改めてネット検索をしてみると、この人物が戦前には大和号でヨーロッパに飛び、ムッソリーニと会談したり、戦後はハンセン病の撲滅に尽力して国際的な評価を得ているという事実などを知った。50歳を超えた男が母親をおぶっている銅像を見かけた人も大勢いるだろ . . . 本文を読む

カルフールで爆弾予告 あまりにお粗末なスタッフの対応

2010-11-25 | バリ島 地震・事件・病気・イベント・危機管理
昨日の午後こと、家族でカルフール(クタ・サンセット通りにある大型スーパー)に定例になっている買い出しに出かけた。3階で食料品などを買って支払いを終えてトイレに向かったときのこと、いきなりトイレの横のマッサージルームからスタッフや客が飛び出してきた。みんな血相を変えている。何事が起こったかわからずにスタッフに尋ねても「ナッシング」としか答えないがトランシーバから漏れてくる声は言葉はわからないが緊急事 . . . 本文を読む

オダラン(寺院創立記念日)を初めて見る

2010-11-24 | バリ島 文化・風習・葬祭・ヒンドゥ・寺院・宮殿
夜が更けたころにガムランが聞こえてきた。既に夜11時を過ぎているので不思議に思って音のするビーチに向かった。ホテルを出るとすぐに舞台と白装束の村人が目に入った。ビーチに向かって右にお寺があり、その前に竹や木で舞台が設置されている。舞台の前には椅子が置かれ大勢のバリ人家族が舞台のバロンダンスを楽しんでいる。飛び入りの男性がバロンダンスの踊り手と絡んで踊っているのが大受けしている。この男の踊りもさまに . . . 本文を読む

今日は満ち潮 いつもの漁師は堤防の岩の上で

2010-11-23 | バリ島 街の風景・海辺の風景・山の風景
ホテルの前に人一人が通れるほどの細い突堤がある。いつもはその先端で3,4人が釣りをしている。昔からある三角錐の編み笠をかぶり、足を海水に浸してひねもす釣竿を垂れている。「あまり魚を釣り上げてるのを見ませんね」と誰かが言っていたが、しかし仕事にしている以上は小魚を魚籠にいっぱい釣っているのだろう。ワルンで鰺ほどの大きさの魚をから揚げにしておいてあるがそういうところに買ってもらうのだろう。一度仲間入り . . . 本文を読む

家寺の祭り

2010-11-22 | バリ島 文化・風習・葬祭・ヒンドゥ・寺院・宮殿
バリの家寺の祭りを初めて見た。滞在ホテルのオーナー一家が毎年一回行う行事で、今頃の満月の日を選んで行われる。日曜日の朝9時ごろにホテルの端にある家寺の場所に行ってみると既に儀式は始まっていた。ガムランが奏でられている。よく見るとホテルのガードマンやスタッフ達が正装して各自ドラムやゴングなどを叩いている。こうしてみると別人に見える。家寺はみたところ5メートル四方で、海側に祭壇がありそれに向かって僧が . . . 本文を読む

yahooとgoogleの提携

2010-11-20 | 日常の風景・ニュース
日経新聞では2日に渡って2人の論者がYahooとGoogle提携に関して寄稿していた。一人は関西大学教授の滝川氏で、もう一人は情報セキュリティー大学大学院学長の林紘一郎氏だ。 滝川教授は独禁法の精神である、独占によって公共の利害に反するかどうかを問い、公共の利害に反するので反対だと述べている。何故公共の利害に反するのかの論拠として提携2社の料金やマーケティングが暗黙の裡に同じになることを挙げてい . . . 本文を読む

眠りを生きる

2010-11-19 | 心の旅路・my life・詫間回想
シンガポールで日経新聞を読んだ。夢をもうひとつの人生ととらえている人の記事があって大変興味深かった。定期的に現れる同じ内容の夢が思い当たることのない光景であることなど、私にも思い当たる。手術のために全身麻酔をした際の完全な空白は眠りとはまったく異なる性質のものだなどは、まったく同感だ。私も20年前に全身麻酔を受けたが、目が覚めたときに時間の経過の感覚がまったくなかった。眠りとは異なり、まったくの無 . . . 本文を読む

シンガポール2日目 動物園

2010-11-18 | 紀行 シンガポール・マレーシア・カンボジア・タイ・ベトナム・中国・韓国
昨日はシンガポールの動物園に行った。この動物園はバリサファリと同じでおりが無い。オランウータンも人々との境界のない木の上で遊んでいる。しかし客と直接触れ合う事は無い。オランウータンの方でそれとなく避けているのだろう。かつての箕面市の滝近くの猿のようにかなり厚かましく人に接してくるような光景はみられなかった。なにかこのあたりの距離の取り方に工夫があるのかもしれない。バリサファリにはキリンがいないがこ . . . 本文を読む

シンガポールエアラインは満席 人材のボーダレスに思いをめぐらす

2010-11-17 | 紀行 シンガポール・マレーシア・カンボジア・タイ・ベトナム・中国・韓国
昨日はシンガポールエアラインでシンガポールへ飛んだ。大型機種であるA380が満席に近い。時期もあるのだろうがすばらしい満席ぶりだ。格安航空会社が参入しているにもかかわらずこの満席ぶりは、やはり大勢はブランド航空会社利用を好むということだと理解したが、格安航空会社は発展途上でますます伸びるのかもしれない。JALは今年の10月でデンパサールから撤退した。JAL倒産後の整理によるものだが、倒産は主として . . . 本文を読む

星野哲郎作詞 「あんこ椿は恋の花」で思い出すこと

2010-11-15 | 心の旅路・my life・詫間回想
「あんこ椿は恋の花」は都はるみが歌って1964年大ヒットしたがその作詞は星野哲郎であった。 ある日友人の家に遊びにいくと少し年下の弟がいて、彼と雑談をしているうちに、彼が都はるみの大ファンで、それも度を越したファンだということが分かった。彼の目下の人生の目標は都はるみに会うことで、できれば結婚したい。結婚できるならばどんなことでもやりたいと目を輝かせていた。 当時、ビートルズやプレスリーならこ . . . 本文を読む

機銃掃射を経験する世代が消えていく

2010-11-15 | 心の旅路・my life・詫間回想
小沢昭一氏と帯津医師との対談を読んで、彼が戦時中に機銃掃射が身体の側を駆け抜ける体験をかたっている。これで色々な記憶が刺激された。 中学の職業科の先生に梶山さんという方がいた。数学や英語と違い気楽な授業と考えていたのだが、この先生が時々戦時中の話をしてくれた。梶山少年が機銃掃射の標的になって後ろから前に掃射が通り抜けたことをクラスで語った。この話だけが未だに記憶に残っている。これは人間が味わう恐 . . . 本文を読む