近代・現代戦争の主体は?

福田和也さんの『バカでもわかる戦争論』から。
アメリカの南北戦争に遡る。北軍のシャーマン将軍は、戦術的に後世に大きな影響を与えた。軍隊同士の戦い…という戦争の概念を変えた。即ち、戦争の主体が、前線にいる部隊よりも、それを支える背後の社会にある。武器から何から、戦争を維持しているのは、背後にある市民社会だと。だから敵を屈服させるには、軍を殲滅するよりも、敵側の都市や一般市民を殺戮したほうが手っ取り早い…ということ。
このことは、既に第二次世界大戦でも十分に経験済みである。そして今、現在、ウクライナへの侵略で、軍隊同士の戦いでは旗色が悪くなったロシアのプーチン大統領は、明らかに、このシャーマンの戦術を実行している。ウクライナはどこまで我慢ができるのだろうか。

かかりつけ医さんの急逝

今日、午後三時に診察に訪れるはずのところ、午前中に電話があり、麻生先生が亡くなったとの連絡があった。私は散歩に出かけていたので、直接は聞けなかったので、クリニックまででかけた。一階の看板に四日に亡くなった旨の張り紙がしてあった。まだお若いのに…と本当にびっくり仰天。残念である。世の中の無常。