幹事さんのひとりごと

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実在人物

2007年08月31日 | ひとりごと
一休さんの袈裟、600年ぶりに復元…京都・酬恩庵一休寺(読売新聞) - goo ニュース

一休さんと言えばアニメのイメージが先行しちゃって、くりくりのかわいい小坊主
という先入観が先に来てしまうんじゃないですか?
誰でも知ってる「一休さん=とんち」というイメージ。

有名な話では
”屏風に描いたトラを退治しろと言われ、トラを屏風から追い出してください”
と返したとか、
”この橋渡るべからずと言われ、端じゃなく真ん中を渡った”
とか。

こんなとんちを解くというのは江戸時代に一休さんをモデルに書き上げた小説の
ようなお話から広まったことらしい。
実在の一休和尚はちょっと違ったはちゃめちゃな人だったとか。

中国から伝わった「禅宗」と同時に「風狂」というのがあり、仏門の悟りが
「風狂」に通じるとかなんとか。
仏教で禁じられてる煩悩を絶つということ。
肉食っちゃだめとか女性と交わっちゃだめとか、そういったことを全て
やっちゃう。
そんな「風協」の悟りを一休がやってたと。
だから、肉を食ってたし、めかけまでいたとか、骸骨を杖の上に乗せて、街中を
歩いたとか、釈迦如来像を枕にして寝たとか。
一般的に奇行というやつね。

それでも一休は当時の天皇の血を引く者、即位を断ったらしいけど。
若くして認められたのは公案に答えたからか。
公案とは「禅問答」というやつ。
仏教の悟りを開く試験として出される問題で、実際には導き出せないような答えを
出させるもの。

よくわかんないんだけど、
『洞山三頓の棒』
洞山が若いころ、師にどこから来たと尋ねられ、今までのことをこまごまと
答えると、本来なら棒で叩くところだとかなりごしゃがれて追い出された。
なぜどこがだめだったのかと再度聞くとさらにごしゃがれだ。

っていうことの問題を悟ったって。

”有ろじより 無ろじへ帰る 一休み 雨ふらば降れ 風ふかば吹け”

煩悩の迷いの世界から来て、悟りの世界へ帰る。
一休みして雨も風も受け流してしまう。

っていうような意味なのかなぁ。
凡人の俺には理解できないけど。

そのことから「一休」という名前で呼ばれるようになったんだとか。
一休が残したことば

”門松は冥土の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし”

なんとなくわかる気がする。

”釈迦といふ いたづらものが世にいでて おほくの人をまよはすかな ”

皮肉たっぷり「風狂」ってやつか?

そんな一休さん、俺が小学校のころ学芸会でやる予定だった。
風邪引いてジフテリアの疑いって隔離入院させられ、結局できなかったけど。
どうも一休の考えや生き方に共感できるものがあるな。

でも実際の一休はこんな感じ




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5 コメント

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ああ・・・ (モノスヤ)
2007-08-31 11:03:30
一休さんって何処かで会ったような懐かしさあると思ってたら・・・

幹事さんだったんだ!(やや違う)

ちょっと斜に構えたところと
人間くさいところに共通項がありかも?

流し目の先に見るものは・・・
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そういえば (幹事)
2007-08-31 11:12:01
モスちゃん、こんちゃ。
性格なんか似てるかもね。
太らせるとそっくりかも。

流し目の先?・・もちろん、あ・な・た
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ふむふむ (仲村ロンリー)
2007-08-31 22:50:12
その時代で88歳まで生きていたってのがスゴイ。
奇行(風狂)すれば長生きするのかな?
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ってことは (雲板)
2007-09-01 02:00:27
オラは長生きできないってことだなw
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長寿 (幹事)
2007-09-01 09:27:36
生臭坊主が長生きする?
ってそんなことじゃないのね。
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