幹事さんのひとりごと

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てるてる坊主

2007年10月09日 | 歌は世につれ
そろそろ運動会シーズンも終わりだろうけど。
今年の紅葉の時期は暑い夏と残暑の影響でかなり遅いようで、行楽シーズンが
長くなるのだろうか。
そんなときには天気が気になるもの。

子供のころ願掛けとして有名な「てるてる坊主」。
作るにも簡単で誰でも知ってるはず。
江戸時代に中国から伝わったものらしく、願いどおり晴れた場合はだるまのように
目を書き入れ、お神酒供え川に流したものらしい。
さかさまに吊るして雨乞いとする地域もあるんだそうな。

そこで、童謡として歌われるわりに首を縛って吊るすという形になんか
違和感を覚えない?
実際に童謡「てるてる坊主」も内容的には怖い歌だし。
で、一般的に3番まで歌われてるけど、実は4番まであったんだそうな。

てるてる坊主 作詞:浅原鏡村 作曲:中山晋平

てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
いつかの夢の 空のよに 晴れたら
金の鈴あげよ

てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
私の願いを 聞いたなら
あまいお酒を たんと飲ましょ

てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
それでも曇って 泣いてたら
そなたの首を チョンと切るぞ

てるてる坊主 てる坊主
あした天気に しておくれ
もしも曇って 泣いてたら
空をながめて みんな泣こう


1921(大正10)年に発表された歌。
作詞の浅原は長野県の造り酒屋に生まれ、そこが倒産して親戚に預けられ、
つらい少年時代を過ごした。
晴れたらご褒美、曇ったら死刑。
なんとも傲慢な歌だな。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
なぜだろう (もみじ)
2007-10-09 10:27:12
童謡と言うか童話の世界って恐ろしい事が結構書かれているのですよね。
首をちょん切ったり、狼に食べられたり、魔法使いのシモベニされたり。
なぜこんな恐ろしいことが子供向けの童話に書かれているのでしょうかね。
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いましめ? (幹事)
2007-10-09 11:31:24
もみじさん、日本の童謡の多くは子供の教育のいましめとして作られたり、
子供がうらみつらみを歌ったものが多いからではと。
前にも書いたけど
http://blog.goo.ne.jp/marutyan_2004/e/632877405bc7936a625e861acaf7cbd5
とか。
子守歌なども昔は子供が無理やりやらされた仕事で、そのつらさを歌ったものが多いし。
まりつきの「せんばやまにはたぬきがおってさ」って、
そのたぬきを食っちゃう歌だしね。

http://blog.goo.ne.jp/marutyan_2004/e/444550de71adefdbd1300e85e03598a7
しゃぼんだま飛んだ。
これは幼子の命が飛んで行くという歌で、その歌をヒントに
小椋佳が自分の子供のことを思いながら「ほんの二つで死んでゆく」という歌を発表したら
縁起が悪いと親戚中に怒られたそうだけど。
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チョン切る ってかい (雲板)
2007-10-09 18:34:09
コワッ!!
そんな歌詞だったとは

1番の2行目までしか知らなかった自分にも、恐怖感が・・・
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一般には (幹事)
2007-10-09 22:30:03
雲板さん、あんまり知られてないっすよね。
童謡だからとかわいい歌とは言えないっす。
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