生活保護

埼玉弁護士会主催の子どもの貧困について考えるシンポジウムにおいて、貧困の背景にある
問題とその支援策について、社会全体の取り組み方を議論した。
そのときの現状を訴えた高校生の話。
母子家庭で育ち、生活保護費を受給し暮らしている公立高校に通う２人の男子生徒が家計の
窮状を報告した。
「母親が市役所に相談に行ったら、生活が苦しいなら、野球部の部活を辞めればいいと
言われた」
「電気代や水道料金も払えない生活から抜け出したい。就職に有利な資格を取りたいが
検定料が高くて払えない。学費や資格取得費用を無料にしてほしい」など、苦しい胸の内を
明かした。

というニュースについて様々な意見。

日本人の生活水準をどの程度とみるか。
自分は中くらいだとするのが８割を占めるという話を聞いたこともある。
「他人の不幸は蜜の味」というのは置いといて・・・
困ってる人に手助けしたいと思うのは人間として当然のこと。
ただ、問題なのは「程度」の話だ。

高校生の子供がいる親や高校生程度の孫がいる年配者にとっては、自分の子や孫に重ねて
「好きなことをやらせてあげられないのはかわいそう」と。
市役所という公共の場所で困ってる子供を足蹴にするとは許せないと。
そういう意見が大半だろうというニュースだったんだろうね。

でも、若い奴らの意見は正反対だ。

現在の若者は裕福ではないのだ。

そもそも生活保護の財源は国民の血税であり、生活保護を受けてる方が収入が多い場合も
ありえるのだ。
まともに学費をもらえず、自分でバイトして学費をねん出する学生だって多いはず。
クラブ活動だってできない学生も多数いるのは事実だ。
生活保護を受けて、なおかつクラブ活動の多額の費用まで援助しろというのは、実際の
若者にとっては贅沢すぎる要望。

電気代や水道代が払えないというのもやりくりがおかしい。
電気・水道というのは生活の最低ライン。
それに金かかって食うこともできなくて栄養失調になったというのなら理解もできそうで。
生活保護をもらって、車やバイクを乗り回し、携帯は必需品。
身だしなみという基本だからと衣料品に金かけて。
それを抜きにして金が足りないっていうのはどこかおかしい。

年収２００万以下なんてざらにいるのに、３００万以上じゃないと一般的じゃないというのも
金持ってるやつらのたわごと。

ようするに水準を上に合わせようとするから無理があるんだ。
都会ならバイトで稼ぐのは簡単なことなんだろ？
クラブを遊びだとは言わないけど、能力があるのに入れないやつらも多いことに気づくべき。
生活保護という立場で不幸を訴えてもそれすら受けられない人も多いことをまずは理解する
ことも必要だな。

余裕があるなら援助してやりたいけどね。