身近な災害

先日秋田県内でも局地的集中豪雨で田沢湖町の山が崩れ
土砂崩れで6人が犠牲となった。
壹友会の定例飲み会も自衛隊の連中が災害派遣してたようで、
いつもなら４，５人は参加するのに、日曜日なのに誰も来なかった。
ようやく最後の行方不明者が見つかったようだけどね。

役場の避難勧告の対応が遅かったとして批判も多く出ているようだけど。
さすがに想定外の災害。
災害の危険箇所が8000件もあるそうで。
全箇所に避難勧告を即時に出せるような状況だったのかも疑問。
大雨になるから避難しなさいって言われて、全員が避難できるのかと。
場所の問題もあるし。
避難場所に指定してるところが安全な場所なのかという疑問もある。
仮に全員避難したら救援物資が全員分行き渡るのかとも。

今回の想定外の大雨では雨の音がすごくて防災無線も聞こえなかっただろう
という意見もあった。
そもそも、想定外に備えるってどういうことが？
想定できないことならば備えられないべ。
想定外の１０ｍの津波がきた場合にどこに避難すればいいとか。
そこを想定しておいてもし１５ｍの津波だったらどうするんだ？
逃げる予定の高台が土砂崩れだったらどうするんだ？

想定外に備えるっていうのは心構えしかできないことなんだよ。

お盆でかみさんの実家の大館に行った。
鹿角大館も大雨で川の氾濫などのニュースがあり、心配してたけど。
電話してもじじばばはなに言ってるのかわかんないから無駄だなと。
連絡がないから無事なんだろうと。
秋田市で大雨警報が出ても土崎はほとんど降らなかったからこっちは
なにも被害なかったけどね。

そして大館に行って、墓参りのため兄の一家が集まってきた。
姪3人、旦那2人と孫8人。
2番目の姪夫婦は川の氾濫した地域。
幸い被害がなかったと。

ところが兄がなにやら浮かない顔。

大館で川が氾濫してなんどもニュースで報道され、全国ニュースや
報道番組でなんども放映された白い車が流される映像。
あの白い車は兄の車だったんだそうな。
小路から通りに出たところで濁流に巻き込まれ、膝上まで水に浸かって
脱出したら急に胸くらいに水かさが増し、見ている間に車が流されて
行ったんだそうな。
命拾いしたと兄。
その後車を引き上げ廃車状態。
保険で140万くらい降りるって言ってたけどね。
命は買えないから不幸中の幸いだと。