老若男女

老若男女（ろうにゃくなんにょ）。
全ての人々っていう意味だろうけど、どうも舌を噛みそうな言葉で。
そのまま読んだら「ろうじゃくだんじょ」だろうよ。
なんだかなまってないか？

全てのっていうのも「男女」として性別だけ言っても、今じゃどっちなのか
わかんない方々も登場してるし。
「老若」とするのもなんだかおかしい。
老人って何歳からだろうと。
そもそも「老人」と呼べば怒る人も多いだろうけど・・・
８０歳以上で社会から引退したような年齢じゃないと「老人」と呼べないかもね。
敬老会の対象としては７５歳から？

一般的には「高齢者」。
それだと、雇用法からすれば５５歳以上が対象になる。
世界保健機関（WHO）の定義では６５歳以上。
だから６５歳以上を高齢者とすることが多いようだけどね。
でも年金の支給が７５歳から？
なんだかおかしいね。

「若者」って何歳から何歳まで？
大雑把な呼び方だとして「青年」だとすれば、「青年＊＊」というところの
規定では２０歳から４０歳というのが多いようで。
雇用法では１５から３４歳ごろを若年者としている。
医療においては１５から３９歳が若年者とされるし、少年法では２０から２９歳。
極めてあいまいだな。

いずれにしても「青年」が４０歳くらいまでで、「高齢」が６５歳からだとすると、
４０歳から６５歳までが「中年」ってことになるんだろうか。

「老若」が「若」から「老」までとすれば２０から９０以上まで？
そんじゃ幼児から少年は対象としない？

「レディース　アンド　ジェントルメン」

日本語では「老若男女」かと思ってた。
「紳士・淑女のみなさん」という意味は年齢の話じゃないね。

紳士とは、立ち振る舞い・言動・行動などが社会的模範になるような立派な人のこと。
淑女とは、しとやかで上品な品格の高い女性。
なんだか金持ちのことを指してるような気もするが・・・

いまどき、日本の老若男女には「紳士・淑女」はほとんど存在しない気もする。