УРАЧКА!!

雑文・駄文なお気楽日記です。よろしゅーに。

【Meet to the DOGUU】飯田市考古博物館

2023-05-12 20:09:51 | 土偶・縄文・考古学
今日もいい天気でした。
しかし、今からこの暑さだとねー、気が滅入る・・

で、飯田市考古博物館に行ってきました。
飯田市は古墳が多いが、縄文も多い、少なくとも静岡よりは・・
展示室内は写真禁止なんで、ロビーに置かれている地元皆さんが作られた土器。
かなり忠実に作ってるので、中の本物が大体どんな感じなのかもわかるかと。
八ヶ岳あたりに近い感じの、中期の土器が多いかな?
でも八ヶ岳系までコテコテはしてない。
八ヶ岳の風は感じるが、もっとサラッとしてる感じかなー?
刻んである模様とかブロック分けして模様つけてるあたりは似てるが、それほど土器の外面や周りに人物やカエルやヘビつけたりはしてない、というか。
で、変わったのが一つありまして、

これは展示室外なんで、写真撮影よかろうと撮らしてもらいました釣り手土器。



灯として使った?説が多いが、正確にはまだわかっていない。
で、それについてる顔が八ヶ岳系じゃないんですよ!
八ヶ岳系は細目吊り目、丸く小さく開けたような形の口、で女性のように見えるんだが、これは違う。
どっちかと言うと男顔に見える〜
なんかいろいろ違うが、中の展示室内の土偶は八ヶ岳系の顔だが板状土偶みたいな古めな感じで。
顔つきは従来の八ヶ岳系、女性っぽい感じなんだけどねー。
土器は雲母が入っててキラキラしてるのが多かった。
土器を作ってみよう!的なVTRが流れていて、小学生が作ってるんだが、粘土・土だけだと焼いた時ヒビ入りやすいんで、割れ防止のために雲母とか意図的に入れるんだって!
キラキラさせたいからだけじゃないのか!
あと、そのVTR、小学生なんだけどかなり本格的で、粘土遊びでなんとなく土器っぽいオリジナルな好き勝手に作る、んじゃなくてお手本・本物の縄文土器に近づけるように真面目に作ってて。
リクレーションというより、作る事で研究する、って感じでありました。
で、このVTR、他にもプログラムが4種類あるのか、と思ったら実は2種類で同じ内容だけどサイズが全面スクリーンか部分スクリーンか、で選択するのでありました。
なんか意味あんのかなー?
で、みたい人は自分でモニター電源を入れる都合から始めるんだが、これがわかりにくいんだねー。
たまたま、私の前に見ていた人がいてその人が使い方教えてくれなければ挫折してましたわ。
縄文は1/3くらいで、あとは弥生から古墳、江戸時代まで、という感じで水琴の音が聞ける、という展示もありボタン押しでみたら・・う、五月蝿い^_^;;しかもなかなか止まらないのでありました。




巨大黒曜石。お触りOK!
前述の通り、展示室内は写真禁止だが公式サイトで所蔵品の一部だがデータベース的に公開されていたりしました。
お隣に美人画で有名らしい秀水美人画美術館があり、追加料金なしで見られるんでしたが時間の関係でパスでした。


スタンプ化されてると、なんかポケモンのタケシに似てない?(爆)


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東大阪市埋蔵文化財センター・発掘ふれあい館

2023-04-09 17:54:43 | 土偶・縄文・考古学
いいお天気ですねー!
チョコミントが増える季節ですね!?
ってわけで?スーパーに期間限定チョコミントアイスがあったんで、買いました。


森永のパルム、ってので、チョココーティングされたバータイプのミントアイス。
通常、この手のは中のアイス部分にもチョコチップとかが入ってますが、これはミントだけになってます。
そんなに強くはないですが、チョコが少ない分ミント風味がしっかり楽しめます。
また、外面のチョココーティングが滑らかで、パリパリ剥がれ落ちないんで食べやすかったです。

さて、今日は統一地方選前半の投票日です。
投票率どうかなー?50%超えは無理かなあ〜。
私んとこの結果発表は多分20:00ゼロ打ちで決まりそうですが、他地域の結果とか気になるからやっぱり夜更かしになるかなー。

で、先日大阪行った話。
東大阪市の3月31日で閉館になる博物館・東大阪市埋蔵文化センター・ふれあい発掘館に行きました。
近鉄奈良線瓢箪山駅から歩いて15分くらい、縄手小学校の敷地内にあります。


円筒埴輪型の建物。
縄手、ってこのあたりの昔の地名なんだそうで、縄手・・手縄、って感じでなんか不穏な雰囲気がなくもないが、この場合は罪人関係というより田畑の測量関係からの由来らしいです。
東大阪市は旧石器時代から縄文弥生古墳〜現代まで市内全域にたくさんの遺跡があります。
大阪自体、古墳多いわけだし後々の都との距離も近いし、邪馬台国が近畿地区にあった説もなんとなくわかるような。



特別展として動物ネタをやってまして、食べられた動物の骨とか骨を使った道具から後年は動物を形どった物まで。
地域性なのかたまたま今回は、かもしれませんがイノシシ物は少なくて馬とか鹿とか犬が多めかな。
まあ、時代が縄文から江戸までだしね。


常設の方は文化財を直接展示する、というより埋蔵文化財はどうやって見つかって、どうやって調査されてどうするのか?みたいな展示と、

時代順ではなく、生活様式に合わせての全年代通年しての展示方でした。
例えば、食事の器の変遷として縄文土器から須恵器や磁器陶器まで一列に並べて、とか、衣服に関してとか。
○○時代、という括り方ではなく、衣食住、暮らしの道具の変遷を見るって感じの展示方法でした。





土偶もあったが、土面的なのが多かった。


縄文時代でも、わりと限られた年代のみの貝塚になってますなー。

で、ここ収蔵庫も見学できるんですよ!

本来ならガラスケースに入ってるような発掘物が、無造作(じゃないんだろうけど)スッピンみたいな状態で置かれてました。





で、細い廊下を抜けて外に出ると、竪穴式住居の復元が!
普通こういうのって、公園みたいな屋外スペースにある感じだが、ここのは建物の間の中庭みたいな空間にある、って感じで。
そんな昔に作られた物でもないみたいだが、なかなか年期感はありました。
中の中心には炉も作られてました。
多分埋蔵文化財は仕事としては無くすわけにいかないんで、一般に展示するようなこういう施設はとりあえず一時閉館、って事なんでしょうなー。
うちんとこも埋蔵文化財を展示してるとこはあるが、博物館として、というより市役所・県庁内の一部門、って感じで公開日が限られていたり辺鄙な場所だったり、とあんまり広く見てほしい、的な感じではなく。
ここは場所的にもいいし、隣が学校だから教材としても使われやすそうだし、いい感じなんだがねー。
また、どこかで再開して欲しいもんです。








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東大阪市郷土博物館に行きました

2023-04-03 21:03:23 | 土偶・縄文・考古学
先日、大阪に行ってきたのは、東大阪市にある3月31日で休館となる二つの考古学系博物館に行きたかったからです。

一つは東大阪市郷土博物館。
近鉄奈良線の瓢箪山駅から歩いて20分くらい。
まあ、歩いて歩けない距離ではあるが、このあたりレンタサイクルのHello Cycleが使えるんで自転車で行った方が早いな〜、とかと思ったがのんびり歩きにした。
で、瓢箪山って言うのは生駒山周辺にある瓢箪型をした山だそうだが地表から見る分には全然形はわからない。
で、博物館はその瓢箪山の麓って言うか実は中腹じゃねーか?ってあたりの斜面にあるんで延々上り坂で。
こりゃ、徒歩で正解だったなー。


老朽化により休館、って事だが外見はそんなに古くは無い。
昭和47年設立。

このあたりは古墳も多いそうです。


常設展と特別展やってまして、特別展は

昭和の道具を調べてみよう!ってわけで、民俗学的な展示かなー。
しかし、昭和って言ってもかなり幅あるわけで、結構まだ電気を使わない道具とかも多かったねー、炭を使うアイロンとか。
今じゃ、電気のない生活なんて考えられないが、そもそも電気使わない生活の方が年月的には圧倒的に長かったわけだし、それでも人々は毎日普通に生活していた。
もし電気がなかったとしたら、こうやればいいのかー、みたいに思いながら見てました。
電気の出現、つうか発見?が人類にとってはプロメテウスの火的な事なんだなー、と思ったりとか。
写真撮影はOKなんだけど、ネットにあげてはダメ、って言う噂も聞いたんで、個人のお楽しみ?にしておこう。
足踏みオルガンとかあって、メーカーがYAMAHAだったら嬉しいなあ、と思ったが無印でありました。

常設展の方は、考古学&歴史系。
石器時代からこのあたりには人が住んでいて、わりと山沿い地域で遺跡が発見されるケースが多いみたい、だが、かなりしっかりした貝塚もあり、今より海が近かったのかな?
牡蠣や鮑の貝殻も残ってます。
が、なんとカワウソの下顎の骨が展示されてました!
って事はニホンカワウソだよねっ!!
縄文時代の屈曲葬された人骨なんかも、わりと普通にガラスケースに入って展示されてたりしてね。
縄文土器はわりとシンプルに模様が刻まれてるくらいで、八ヶ岳や新潟みたいなデコデコしたものはないですね。
そのまんま、弥生土器に移行しても違和感無い感じで。
土偶もありましたが、ほーんとシンプルな感じで。クリスマスのジンジャークッキーみたいな感じです。
他にも動物型土製品とかありましたが、面白いのは十字型土製品!
十字架、っていうより4本のヒトデみたいな感じで。
何を思って、なんでこれを作ったのかなあ、この地の縄文人は。
あと、ヤカンみたいな注口土器もありましたが、形や口のついてる位置がなーんか他でみた注口土器と違うんだよね。
なんに使っていたんだろうかねぇ?
古墳があるから埴輪もあるんだが、なんか脱力系なほのぼの系はにわでありました。

で、最後なんで以前の特別展のパンフと絵葉書買いましたら、なんと伝票を切ってくださいましたよ〜
とことんアナログ〜いいのお・・

まあ、新しいとは言えないけど、それはそれで味のある展示物だしこれをお蔵入りさせたままにするのも勿体ないし、新しい展示場所を作って、地域の財産としてまた見せていただきたいねぇ。
維新市政だと切られちゃうのかねぇ、こういう博物館とかは・・



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静岡に眠る弥生時代の開拓者

2023-03-13 09:36:37 | 土偶・縄文・考古学

献血行って、噂のこれ、いただきました!

昨日は登呂遺跡に行きました。
今の特別展は、

静岡に眠る弥生時代の開拓者
って展示で。
以前から、登呂遺跡でお墓の話ってないなー、って思ってて。
縄文系の遺跡だと、墓跡や埋葬跡なんかの話は珍しくないのに、いや日本だけじゃなくエジプトでもインカでも『死者』に関する事が=遺跡としてかなりウエイト占めている、残されやすいもんだし。
こういう埋葬、葬儀に関する事って、当時の人々の人生観つうか精神世界含めた世界の捉え方が現れる面もあるし。
で、聞いてみたところ、登呂遺跡では墓らしきものは見つからず。
近くの遺跡跡にはある事から、登呂遺跡はどちらかと言うと生活する村というよりみんな通ってきて共同で稲作してた場所じゃないのか?って話でしたが、今回はその埋葬の話でした。

これが今回メインで展示されてる、有東地区の遺跡から出土した弥生中期の木棺。
この中に遺体を入れて埋葬した?って事だがかなり狭くて小さい。
長さ130cmくらいで、今なら子供サイズだな。
中には歯の一部が残っていたそうだ。
多分、権力者関係なんだろう。
縄文時代の埋葬って屈曲姿勢(丸まった胎児みたいな姿勢)での埋葬、ってイメージだが。

今回は登呂遺跡や静岡関係だけじゃなくて、広く全国の弥生時代の埋葬は・・的な感じが多かったが、弥生中期には一旦埋葬して白骨化してから掘り出して骨をこういう壺に収めて、決まった場所に埋める方法が多かったようで。
クジラとかの骨格標本作るのと同じ、というか今の埋葬は火葬で骨だけにして骨壷に収めその後墓地に、だから骨化する方法に違いはあれどプロセス的には現在とも通じてるかも。
で、その骨を納める壺がかなり模様が入ってて縄文風なんですよ。
常設展に展示されてる煮炊きや食器や食物の保存みたいに使われていた弥生式土器に比べると模様が多い。



↑ 常設展より
って事は、やはり埋葬とか弔いに関する事は、日常生活よりも昔からの習慣やしきたりが残されやすい、って事なんだろうねー。

で、番外的に


鳥取の弥生遺跡展示が出張してて、

動物の絵が刻まれた木製品!
Topのもこの展示で、サメらしい!

登呂遺跡だと、狩猟採取よりも稲作文化発展視点での展示が多いが、もちろん並行して食物確保してたんだろうからねー。
違った地域と比べてみるのも面白いねー。


なんと脳みその一部が残ってる!
武器で受けた傷が残る骨とかもある。

弥生人を想像復元して、
観光大使に任命したらしいぞ。
鳥取は弥生王国を目指しとるらしいぞ!
弥生って、縄文と古墳の間で地味な印象もありましたが、これから巻き返しなるか?
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明石、と言えば・・

2023-02-24 20:57:13 | 土偶・縄文・考古学
明石、といえば明石焼き、タコ、子午線、最近なら子育て支援充実な市、って感じかなー?
でも、考古学視点からみると忘れちゃいかんのが明石原人とアカシゾウですな。
明石の海岸付近から発見されて、現在は記念の公園があります。

東屋も独特なデザイン。

遊具もマンモスっぽいイメージ?


何故か足ツボ健康ロード。


実際に発掘された場所は、公園から海沿いの遊歩道を少し歩きます。

海にはカモがたくさん。


まずはアカシゾウ!

なんと、中学生が化石を発見したそうだ。
偶然ではなく、狙って探したっぽいからかなりのマニアだろーなあ。
発見当時は新種のゾウでは?って事でアカシゾウと名付けられたが、その後新種ではなくアケボノゾウだ、と判定されたそうで。
アケボノゾウの化石は日本では他でも発掘されているそうで。
昔々は日本にゾウもいたし、トラもいたし、ワニもいたんだよねー。
オリジナルは神戸の博物館にあるらしいが、




復元模型を明石市立文化博物館で見られます。


2牙分がソーシャルディスタンスwww


こちらが明石原人の骨の模型の更にレプリカ。
腰骨に当たるらしい。
こちらも民間の人が発掘したが、太平洋戦争の際の空襲で焼失し現物は無い。
模型と写真だけが残されたそうで。

旧石器時代の人骨では?という説もあるが、いかんせんオリジナルがないんで推測の域を出ない状態。


こちらが実際の出土場所。

以前の看板。

その後、この付近を本格的に発掘調査が行われて、加工された木製品とか見つかったそうだが、人骨や化石は発見されなかったそうだ。
このフェンスの向こうにもしかして、まだなんかあるかもしれないですねー。


そこの海岸で拾ってきましたー。
明石の海岸は砂浜が多いんだが。
石と、テラコッタの破片が波に揉まれて丸く摩耗してるの。
多分割れた蛸壺の破片ではなかろうか?
あと貝殻。

蛸壺による漁ってなんと弥生時代からやってたらしいよ!




縄文土器の破片もあったが、撮影禁止。

こちらは縄文土器なんだが、見本的に置かれてるんでほんとに縄文時代のか、レプリカなんかは不明。




江戸時代の土人形。なんかほっこりだよねー。


考古学だけでなく民族風俗展示もあり。
黒電、実は私の実家では未だに現役・・^_^;;;


博物館外の謎な象。なんとなく口から水噴き出してたんかなー?

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