龍神村に生まれて

僕は和歌山県龍神村に生まれ、13歳まで龍神村で育った。大人になって、龍神村について何も知らないことに気がついた。

果物と落雁

2009-07-31 02:15:38 | Weblog
お盆には多くの龍神出身者が田舎に帰って来て、皆なんとなくウキウキしている。

ご先祖様も帰って来てくれる。

各家には盆提灯がともされる。

お盆の提灯は懐かしいねぇ。



その頃、仏壇の方向から果物の匂いがして、ふと見ると籠に包まれた果物と落雁がある。

子どもにとっては、そういう時を“お盆”という。


落雁はお盆の味、何種類か果物がまざった匂いはお盆の匂いと相場は決まっている。


果物籠が輝いてた。



僕の家はクリスチャンだったのに仏壇があり、仏壇の中には十字架のついた位牌があった。
仏壇の下にはいつもおばあちゃんの“中山式快癒器”があった。
木製の快癒器が。
やいとも入っていた。


これが当時のナウい龍神スタイルだったのか?


当時の・・・と言いながら、よく考えると今も自宅には仏壇があり、十字架のついた位牌があったな。


夜は大音響で盆踊り。


盆踊りの音が脳内で小さくなるにつれて、ご先祖様は天国に帰られ、果物と落雁は子供達の胃袋の中に消えていくのであった、アーメン。




今も果物と落雁だよね? 龍神村!

























最新の画像もっと見る

コメントを投稿