いつか元気になぁ~れ♪

ある日の突然の体調不良。
そして突然見つかった脳動脈瘤。術後元気になるまでの日記。
そして新たに息子と私の日記。

無事入学♪

2008-05-30 | てんかん
倒れてから、進学する高校へどう説明していいのか分からず、悩んでいた。
いつ倒れるか分からない発作。
説明しなくては・・・。

倒れた状況を息子に話したら、元気なくつぶやいた・・。
「部活辞めなきゃだめかな・・・」
野球が大好きな息子が、寂しそうに聞いてきた。
「辞めなきゃだめなら、内緒にできないかな・・・」
「野球。続けたいんだよ・・・」

息子の中学校の先生に相談してみた。
中学校の先生は、息子の倒れた状況を聞いて驚きながらも、色々と助言してくれた。おまけに知り合いの高校の先生にも相談してくれて、連絡をくれた。

「3人の高校の先生に尋ねてみましたが、どの先生も学校に入学を取り消すとか、部活を辞めさせるとかないそうですよ。だから大丈夫です。今の状況を分かる範囲で学校側に説明しておけば、大丈夫ですよ」

すぐに進学する高校へ電話をして、息子の体の状況を話した。
詳しい内容は入学式の後で・・・という事になった。

心配の中、無事入学式を終了。
入学式の後、担任の先生、保健の先生、野球部の顧問の先生、学年主任の先生達に息子の体調の話しをしました。
全ての先生方が了解してくれ中、野球部の顧問の先生は少し困り顔。
それは、当たり前である。
スポーツだけに、倒れる場所や状況によって大きな怪我に繋がることもあるのだ。
野球部の先生に、
「本人の強い希望です。今はまだ発作の回数がこれから多いのか、それとも薬によって発作を止められるのかはまだ分かりません。ご迷惑を多大にお掛けする様になれば、退部致しますが、今はどうか様子を見て頂けないでしょうか」
少し無理なお願いをした。

数分考えてから、先生は
「本人の希望なので、了解致しました。でも倒れる状況、そういう病気を持っていることなどは、部員全員にお話していいですか。それを了解して頂かないと困ります。倒れた時に処置するのは子供達のケースも多いのです」

私は、
「分かりました。本人にその旨は伝えます。話していいかどうかは本人からお返事させます。宜しくお願い致します」

退部ということは無く、また学校側も快く息子の状態を受け入れてくれた。
当分学校への送迎は、私が車でする事になったが・・・。

部活を終えて、疲れきって戻ってきた息子に先生方の返事を伝えた。

「・・・そうか。部員全員に話すんだ。そうだよね。少し考えてから答えを出していいかな・・・」

思春期の息子。そんな自分の事を話されるのは色々な心配や決断があるのだろう。

「顧問の先生も、少し考えて・・・と言ってたから大丈夫だけど、長い期間考えるのは無理だよ。でも焦らず、よく考えて・・・」

本当は入学式を迎えた夜なんて、これからの楽しみに胸を躍らせている時間だろう。

「まっ!色々とあるけど、とりあえず無事入学!これから頑張ろうよ!」と
少しだけ笑顔でこれからの未来に乾杯♪した



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