花の日々

はなのひび

瀬戸内海に浮かぶハウルの城?

2024年04月04日 | Weblog

さかのぼってのぼって……。3月16日土曜日、生まれ育った大崎上島へ帰りました。17日は母の命日、コロナも緩和されたこともあり何年かぶりです。

青空の広がるぽかぽか陽気、竹原港に着くと花粉で少し景色は霞むけど遠くに大崎上島が見え、穏やかな海がキラキラと光っている。

竹原港に着くとフェリーが出たばかり。そのゆとりのお陰で、食べたかったこの巻きずしを売店で購入。

具だくさんで、卵焼きを始めお味も私好み。ふんわりと撒かれています。子供の頃よく作ってくれた祖母の味に似てる…。この巻きずしが食べたくて、竹原港まで何度か買いに来たけど、コロナ禍になって店頭からぴたりと消えました。という訳でやっとやっと口にできて幸せ❤

遠くに、島が丸ごと工場の契島(ちきりしま)が見える。

子供の頃、乗っていた船が契島へ止まり、荷物を降ろしたのかお客さんが乗り降りしたのかわかりません。いつも遠くから怖さ半分で見ていた島だったので、ドキドキした記憶が残っています。ジプリのハウルの城ならぬハウルの島?

大崎上島が近づいて来ました。穏やかな海…。

左側遠くに薄く見える神峰山(かんのみねさん)。

大崎上島の最高峰、神峰山は452.6メートルの山。頂上からは、四国連峰やしまなみ海道、瀬戸内海に浮かぶ115もの島が見える絶景が楽しめます。子供の頃は遠足に行ったり、毎年のように初日の出を拝みに、3時頃から友達と登りました。あの時見た美しい初日の出は、今でもはっきりと覚えています…。

次のフェリーまで1時間も待ったので、大崎上島では用事を済ませるだけとなりました。まずはお墓参り。この数年間の溜まった報告や、みんな元気で頑張っていますよとか、これからも見守ってねとかきりがない。島の日差しは強くて、この季節なのに頭に陽射しが夏日のようにじりじり暑い。お墓の側には、ぺんぺん草がたくさん咲いていました。懐かしい思い出、ぺんぺん草…。

親戚の叔父さんや、いつも支えてくださっている知人と久しぶりにお会いし、ゆっくり話が出来ました。お年も取られ病院通いとか大病されたりとか、笑いながらさらっと話されますが胸が痛いです。それでもお2人共、ボランティアやいろんな活動をされているそうですよ。私も頑張ろう!またお会いできる日を楽しみにしています。

少し遠回りをして、フェリー乗り場大西港辺りへ行ってみました。家から歩いて(15分くらい?)フェリーに乗る時はこの港。学生時代、エレクトーンやピアノのレッスンで広島市内まで行くときは、5時に起きて始発フェリーに乗り、安芸津港へ渡り電車で広島駅。そこからバスか徒歩で教室へ。片道約3時間半、ひとっつも苦にならなかったなあ。大好きなことはそうなのかも。

帰りは白水港から竹原港へ。日が落ちかけた海に浮かぶ契島。

みんなが寝静まると動き出しそうな、ハウルの城ならぬハウルの島。いつか宇品港辺りに遊びに来てるかも…ね。

竹原の川土手には、今年も一足早く桜が咲いていました。嬉しくなる。


その下には水仙。

春はそこまで…。

お土産にいただいたみかんの花のはちみつ。

春らしいお菓子も届きました。今年はこんな春めいたものが、いつも以上に嬉しくなる…。ありがとう。

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