まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

喜びも悲しみも

2007年08月14日 17時07分04秒 | 犬だって
広々とした庭を持つ一軒家を見ると、犬小屋を探してしまう。

飼っていないのがわかると、もったいないなーと思う。

もちろん犬好きばかりとは限らないので、飼わないのは勝手であるが

住宅事情で飼いたくても飼えない身からは羨ましくもあり、もったいなくもある。

犬は好きだが飼わない人の意見は大きくふたつだ。

①死んだら悲しい。

②世話が大変。

これまで何匹もの犬を見送ってきたわたしにすれば、

死なれるのが悲しいことであるのは間違いない。

しかし、それよりも一緒に過ごした日々の素晴らしさのほうが勝る。

うちはわりと長生きの犬が多く、15歳を越えたあたりから

少しずつ老いて弱ってくるのが分かるので

ある程度は覚悟が出来ている。

死因は老衰がほとんどだから、悲しさもあるけれど

今までありがとう、という感謝の気持ちで送れるのである。

世話も確かに大変かもしれないが、生まれたときから犬と暮らすわたしには

犬の散歩も世話もDNAに組み込まれているようなもので

毎日当たり前にすることであるから、さほど苦労には思えない。

ただひとつ、わたしが犬を飼う上で大変と思うのは

家を留守にするときが心配、ということである。

もちろん、一家全員で泊りがけなんて出来ないが

朝早く出かけて夜が遅くなるときなど

水の入れ物をひっくり返していないかとか

変な人が来ていたずらされていないかとか

首輪が外れてしまっていないかとか

正直、仕事中もずっと心配している。

もっともこの手の心配は、猫でも一緒だけれど。

犬を見送った途端に猫がやってきて3年。

わたしの人生には、動物と暮らす喜びと心配が組み込まれているのだろう。
コメント
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