まりはな屋

地方都市で、清貧生活  

女の命は別にある

2007年08月12日 21時17分29秒 | きれいになりたい?
もう我慢できない。

こんなことを気にしていたら仕事にならない。

イライラが頂点に達したわたしは

仕事が終わり、家に着くなりハサミを探した。

前髪が長すぎるのだ。

鏡の前に立ち、わりと慣れた手つきでハサミを縦に入れる。

こうするとパッツンになりすぎない。

実は5日前、美容院に行ったばかりだ。

いつ髪を切ったかわからないほど

まめに整えに行く人がおしゃれなんだそうだが

わたしはといえば、2ヵ月に一度行けばいいほうだ。

伸びるのが早いくせに。

今回だって3ヶ月ぶりに行ったのだ。

伸び放題伸びてから切るので、美容院に行ったとすぐ周りにわかる。

おまけに貧乏性だから、ちょっとだけ切るなんてのは勿体無くて

いつもしっかり切ってもらうのだ。

しかし今回は、全体の印象をあまり変えたくなかったので

長めの前髪をそのままに残してもらった。

自分で残そうと思ったくせに、帰ってきたら

後ろが軽くなった分だけ前が余計に重く感じる。

切ればよかったかな・・・

それから今日までの5日間、ずっとイライラしていたのだ。

下がってくる前髪を手で払う動作が自分で鬱陶しい。

おまけに今、肌が荒れているから

髪が触れるたびに痒くて仕方がない。

昼休みに切ってしまおうかと思ったが

さすがに上手に切れる自信がなく、帰りまでイライラと我慢していたのだ。

切り終わって、憑き物が落ちたように脱力。

髪は女の命なんていうけれど。

いくらでも生えてくるじゃないか。

生えなくたって洒落たウイッグがあるじゃないか。

それを後生大事にイライラと伸ばして。

髪は女の命取り・・・かも。