まいにち

まいにちは書けません

ネット注文、本を買う

2020-05-24 22:33:40 | 日記
 この2か月、近所の大型書店が営業をやめていたため、ネットで本を注文していました。
 送料が無料になるよう、何冊かまとめて買います。
 はじめのうちは、好きな作家の新刊を探していたのですが、見当たらなくなると、ネットの情報を参考に、読んだことのない作家の小説をカートに入れるようになりました。
 この時期に限ったことではないのですが、一文も読んだことのない本は、わりとハズレます。本そのもののクオリティとは別で、単純にぼくの好みと合わないのです。
 せめて一度でも手にとって冒頭を読めたなら、こんな不幸な出会いは生まれなかった。
 ネットでも少し読める本はあります。
 では、すべての本の最初何ページかが読めるようになれば、長い付き合いのできる本と出会えるのかというと、それは書店で手にした場合と一緒で、必ずしも幸せな行く末とはならないでしょう。
 ネットだけで繰り返し注文していると、だんだん視野が狭くなっていく感じがします。
 興味のあるところばかりを探すのです。
 夜中にネットの海を彷徨う何時間よりも、店内をあちこち歩き回っているときの、新しい出会いの予感に満ちた時間の方が、ぼくには向いているようです。