袋帯でお文庫を結ぶ、しかも自分で

はい、この自分で結ぶお文庫結び、いつかはチャレンジしたいと思ってました。
けどまだまだ先のことだと漠然と思ってました。
ところが、私の「やってみたい！」衝動は例によって突然やってきてしまったのです。衝動ですからもうこれはやってみる他に抑えようもなく・・・。
ところが私ときたら、ナマの文庫結びをじっくり見たことが今までないんですよね。もちろん浴衣に結ぶ半幅で作る文庫なら分かるけど、なにやら袋帯でお文庫となると帯枕や帯揚げや帯締めを使う様子。お太鼓かせいぜい名古屋帯で作る角出し太鼓くらいしか帯結びを知らない私には想像もつきません。大きな羽に覆われたあの中身はどうなってるのかしらん。さっそく本屋さんで帯結びの本を物色するところから始めて一週間。
まあ苦節ありましてそれから一週間、毎日寝ても覚めても文庫結びのことばあーっかり考えてました。だって前にも言ったけど、着付けの本って親切そうで、一番肝心なことはさっぱり書いてないんだもの。書かれてるとおりにやってるはずなのにずるずるしたなんとも不細工な仕上がりで、お文庫の命というべき凛とした潔い結びにならないのです。電車の中でもイメージトレーニング。もにょもにょと指先なんか動かしちゃって、思えばかなりアヤシイ人と化した一週間でした。
で、本日の改心の作品がこちら。
ふと、なにかいつもと違う感触を感じて鏡を見ると、控えめなりにも文庫と呼べるような形になってきました！
嬉しい！！！
もっと練習します。