近所の川沿いで桜見物してきました。
天気がぱっとしないからか、例年はかなりの人出で賑わうはずの道筋は人影まばら・・・。
おかげで歩くのは楽でしたが、賑わいもお花見の風物詩ですから少し寂しい気もしました。
肝心の桜はほぼ満開ながらも、蕾もまだまだたくさんついていました。
いつもは散りはじめの桜吹雪の中を歩くので、咲き揃ったばかりでまだしっかり花のついた桜は新鮮でしたが、やっぱり私は上も下も風の中もぜ~んぶ桜、っていうのが好きだな。
雨が降るという予報だったので、急に降られても切なくならない、雨でもどんとこ~いコーデ。
普段着物のことを考えている時は、次に着るときはあれを着ようとかあの帯を合わせようとか考えているんだけど、いざそのときになってみると天気が釣り合わなかったり、気分と合わなかったりして、なかなかうまくいきません。
いつもと同じに見えるけど、ちゃんと桜は仕込んでいきました。
ほら。
言っちゃったもんだから、ちゃんと公言通り帯飾りにしましたよ、トンボ玉。
途中で投げ出さなかった自分を、両手離しでほめてやります。
鳥の尾結びという結び方でしっかりとした平型の紐を組みました。
さすがにこれでは小さくて分かりづらいですね。
外して大きめに撮ってみました。
脈絡なく突如現れた簪で見る者の心を惑わせておいて、肝心の被写体のボロをごまかしてしまおうというもっともポピュラーな(なのか?!)作戦です。
というわけなので、お願いですから3秒以上凝視しないでください。
こんなですけど自分では大満足のできであります(←向上しないタイプなの)。
もちろんお上手は大好物でございますのでどうぞご遠慮なく。
友情出演
●母の簪
●桜柄の名古屋帯
お昼は昔ながらの昭和の香りたっぷりの喫茶店でナポリタンを食べました。
演歌が流れる店内は、油の匂いが染み付いてパスタはうどんみたいでしたが(期待通りに!)、時間がずっと止まったままのようなゆる~い雰囲気がかえって新鮮でした。
おばちゃんが着物をとっても褒めてくれ「お母さんに着せてもらってきたの?」と。
これって言われるとちょっと嬉しかったりします・・・。
お見事です。
さりげなく桜の小物というのが、桜見物にはちょうど良いですね。
手先の器用なuzuzさんに褒めていただくと、大目に見ていただいているんだとしても自信がつきます。
実際はこの上に羽織を着ていたので自慢の飾りをお披露目することはできなかったのですが、その見えないところにこそ今日の気持ちをしのばせてるんだという、自己満足の世界に酔いしれて気分がよかったです。
こうして帯飾りにすると、ちょこんと一層かわいらしくていいですね。
身近な人だけが気づくオシャレかしらん。
ところで桜、先日の妙な天気でかなり散ってしまいましたね。月末に花見ができてよかったですね
最近お忙しそうだったので心配してました。
お元気そうでなによりです。
力作は、相棒に散々見せびらかして、しまいめにはちょっと飽きられました。
だって、嬉しかったんだもの。
桜、咲くまでは長いけど咲いてしまうとあっという間ですよねえ。
電車の窓から眺める桜の木が日に日に姿を変えて行くのを寂しく眺めてます。
葉が茂ってしまうと、またそれはそれで美しいのだけど。