日々の愉しみ

週末は着物でお出かけがなによりのリフレッシュ。
着た着物、買ったものの記録です。

着物は着てメンテ?

2006-08-31 | 2006年9月まで
今週はどこかで夏着物の着納めをしたいなあと思っていたのですが、結局かないませんでした。
残念。
来年までおあずけなので今のうちによく顔を見ておこうと、時間のある夜中によくやるように、この夏お世話になった着物を順番に取り出して眺めてみました。
それぞれに思い入れがあれど、やっぱり私にとってこの夏の着物といえば沖縄生まれの上布
随分のご老体でらっしゃるのに、いきなり引きずり出された京都の炎天下にも耐えて大活躍してれました。
立ったり座ったりはもちろん、お寺の石段や砂利ほこりのなかもよく歩いたし、汗もたくさんかきました。まるでジーンズ感覚でがんがん着たのに、丈夫で軽くて涼しい上布は着ていてものすごく気持ちよかったなあ。
「ありがとねえ~。また来年ね」となでなでしながらふと気付きました。
あれ、買った当初に比べると手触りが違うんじゃない?
布地の艶やハリが断然アップして、色鮮やかに風合いも力強くなってる気がするんだけど、気のせいかなあ。
最初手に入れたときはやさしくて柔らかいおばあちゃんに出会ったような心やすさを感じて「昔話でも聞かせてもらいながら私のところでゆったりと往生してもらおう」とおもったくらいなのに。ひやあ、ナイスリカバリー。というか、あんまりシャンとなりすぎちゃったら、困るなあ。私の手におえなくなっちゃう。
まあそれはないとしても、着物は着ることそのものも立派なメンテナンスだなんて話を聞いたこともありますが、こういうことを言うのかしら。

とか言って、艶もハリも甦った色ツヤも実はたっぷりかいた汗のせいだった、とかいうオチがついたら笑っちゃいますね。
え、まさか・・・。
お手入れ出してみよう~。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私のギリギリちゃんもお疲れ様 (神奈川絵美)
2006-08-31 22:56:16
りおさん、こんばんは。

今日は秋の訪れを感じさせる、からっとした爽やかな日でしたね。

嵐のように過ぎ去った、麻と上布の季節。

私自身はそんな印象を持っていますが、

りおさんはいかがですか?



りおさんの清水上布は、やはりりおさんが

大事に着たからこそ、よみがえったのではないでしょうか!?

着られてなんぼですよ、きっと、着物にとっても。空気を通して、息を吹き返したのだと思います

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メンテ不足・・・。 (あきつ)
2006-09-01 16:53:43
こんにちは。着てメンテとは素敵ですね。

私の夏物はすっかりメンテ不足になってます。(笑)



上布のメンテはどうされますか?

夏物って汗をかくので汗抜きは必要かな~と思いつつも丸洗いですませたりしてるので・・・。





悉皆屋さんから、たまには洗い張りしないと生地が弱りますよ~と脅されるので、お悩み中です。
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Unknown (gubaku)
2006-09-01 23:19:37
りおさん、こんばんは♪

ドッキーンとするほど素敵な上布!

はぁー、いつかは・・・(妄想)

それにしても、着ていて甦るなんて。なんてすごい話でしょう。本物のもつ力なのでしょうねー。
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Unknown (りお)
2006-09-03 03:35:52
絵美さん、こんにちは。

>嵐のように過ぎ去った、麻と上布の季節。

確かに。

あっというまに駆け抜けていってしまいました。

まだまだ着たりないです、夏の着物。

麻の着物を着物1年生にして知ることができたのは財産かなあ(笑)。

古着ながらもなんとなく風合いが変わった気がしたのは、気のせいでなければ確かに風を通したせいもあるかも知れませんね~。



あきつさん、こんにちは。

着てメンテ(笑)。

実際のところはどうなの~?って感じですけど、風を通すのはきっと着物も喜んでくれるんじゃないかと思ってます。

上布は悩みどころですが、いまのところ洗い張りに出そうと思ってます。

私はほんとうにジーンズ感覚で着たので、だったらお手入れもジーンズ感覚(水を通すという意味で)の方が着物も喜ぶような気がして。

でも一度プロに相談してみます。



gubakuさん、いらっしゃい

嬉しいです~。



私の宝ものですが、なにせすご~く古い物なので新品の反物と比べてみるとびっくりするかも知れません。

まあよくいえば経年の味は素晴らしいですけど(笑)。

でもいまだ現役で着られる限りはこうやって息を吹き返してくれてもいるようですし、可愛がってあげようと思ってます。
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