書籍

どんなに急いでいても、本屋に寄ると必ず着物関係の書籍コーナーを一巡する習慣がついています。
今日も今読んでる小説の続編を買いにいったついでに、おなじみのコーナーをチェック。
私が散々お世話になった着付けのノウハウ本が並ぶ棚に、ひっそりとまぎれて１冊。
こんなのを見つけてしまいました。



「宝布に華咲かち（たからぬぬに　はなさかち）―城間栄順 琉球紅型作品集」NHK出版

染めのことはよく分からないのですが、紅型については、書籍「琉球布紀行」やNHKの「美の壷」などでとりあげられているのを見たことはあったので、あ、とつい手に取りました。
ぱらぱら眺めてみると、紅型独特（もしかすると城間氏独特なのかな）の世界にさあっと引き込まれました。
越後上布に、宮古上布に、久留米紬に結城紬に、喜如嘉の芭蕉布に、松岡姫に。
日本各地の布（宝布ーたからぬぬー）に栄順氏の紅型が映えて美しいこと！
やばい、これは立ち読みじゃ無理だ。
染めがよく分からないというのもあるのですが、今まで正直型染めはあまり好みではないかも、と思っていたのですが、とんでもない。
じっくりすみずみまで紅型の世界を堪能したくなりました。
着物関係の本はついつい買いすぎてしまうのですが、大きくて厚くて場所をとるので最近自粛していたのです。
がこれは特別。
ベッドタイムの絵本としても最高の１冊になりそう。

欲を言えば本物が見てみたいなあ。