万葉集ブログ・2 まんえふしふ 巻九~巻十

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1978 作者未詳

2011-06-02 | 巻十 夏雑歌
譬喩歌

橘 花落里尓 通名者 山霍公鳥 将令響鴨

橘の 花散る里に 通ひなば 山霍公鳥 響(とよ)もさむかも


比喩歌

「タチバナの、花が散る丘に、通うのなら、山のホトトギスの、(声が)響き渡るかも」

(あの娘が住む丘に、妻問いに通えるなら、山のホトトギスのように、歌を歌いたい気分だ)