万葉集ブログ・2 まんえふしふ 巻九~巻十

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1889 作者未詳

2011-03-05 | 巻十 春雑歌
譬喩歌

吾屋前之 毛桃之下尓 月夜指 下心吉 菟楯項者

我が宿の 毛桃(けもも)の下に 月夜(つくよ)さし 下心(したこころ)よし うたてこのころ


比喩歌

「私の家の(庭の)、ケモモの(木の)下に、月光が差し込んで。心の中はとても幸せ。ますます(春の訪れが楽しくなりそうな、今日)この頃」