万葉集ブログ・2 まんえふしふ 巻九~巻十

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1770 三輪高市麻呂

2010-11-06 | 巻九 相聞
大神大夫任長門守時集三輪河邊宴歌二首

三諸乃 神能於婆勢流 泊瀬河 水尾之不断者 吾忘礼米也

みもろの 神の帯(お)ばせる 泊瀬川(はつせがは) 水脈(みを)し絶えずは 我れ忘れめや


大神大夫が、長門守に任(ま)ける時、三輪川の辺(ほとり)に集い宴をする歌二首

「神が降臨する場所(みもろ)を、細長くまわりに巻いたような、泊瀬川。川の流れが絶えないように、私も(皆さんのことを)忘れたりしません」