皮為酢寸 穂庭開不出 戀乎吾為 玉蜻 直一目耳 視之人故尓
はだすすき 穂には咲き出ぬ 恋をぞ我(あ)がする 玉かぎる ただ一目のみ 見し人ゆゑに
「“はだすすき” 決して表に出ない、恋をわたしはしています。“玉かぎる” ただ一度だけ、妻問いに来てくださったひとなのです」
はだすすき 穂には咲き出ぬ 恋をぞ我(あ)がする 玉かぎる ただ一目のみ 見し人ゆゑに
「“はだすすき” 決して表に出ない、恋をわたしはしています。“玉かぎる” ただ一度だけ、妻問いに来てくださったひとなのです」