井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

「あすきみ」新情報です・・・・・

2018年01月12日 | ドラマ

土曜ナイトドラマ【明日の君がもっと好き】2018年1月20日(土)放送[序章]予告

 

 

三田佳子コメント

 私にとって特別な作品『外科医 有森冴子』シリーズ。長く続いた作品の最後が2000年ですから、こうして井沢満さんとまたご一緒できる事に万感の思いがあります。
 このところ、我ながら“次々と、まったく異なるキャラクターを演じてきたなあ”と思っておりましたが、今回もまた、一味も二味も違う役どころだと思いました。静子さんは誇り高く生きてきた人だからこそ、どうしようもない感情の行き違いに傷つき、悩み、かたくなな面を併せ持ってしまった人。井沢さんの脚本には、常に独特の世界観があるので、その中で静子さんの多くを語らず、しかしフクロウの様にすべてを見通している存在をどう演じられるか。難しくもあり、楽しみでもあります。
 テレビ朝日さんが新たに土曜日の23時台に開拓したドラマ枠で、まさに“今”を輝く皆さんの中に入ってご一緒できるなんて、私にとっても嬉しい挑戦です。

柳葉敏郎コメント

 最初に台本を読んだとき、とても描写が刺激的で、小学校3年の息子にはちょっと見せられないかもしれないなと思いました(笑)。でも、クセのある人物が多い中、僕が演じる文彦は、ごくごく普通の思いを抱いて生きてきた男。そういう意味では、久しぶりに“人間”を演じられるな、と思っています。刺激的な物語の中で、ホッと息をつけるような場面をお見せできればいいですね。
 文彦は、家出少年だった主人公の亮を引き取って一人前の職人に育てましたが、それは男気のある行動ともいえるし、無謀ともいえる。でも、文彦は文彦なりにずっとその責任を背負いながら生きてきたのではないでしょうか。脚本の井沢満先生は常に“人間”を描く方で、ピュアな気持ちを素直に言葉にしてくださるので、昭和生まれとしてはホッとしながら演じています。
 市原隼人くんは、ナイスガイですね! 熱い気持ちを持っている男だと思います。お互い、世代の違う男同士の関係を、そのまま素直に役柄として表現できればいいのではと思っています。まだ撮影がはじまって間もないので、一度、市原くんと酒を飲みながら話してみたいですね(笑)。
 このドラマは、“あなたはどんな恋をしていますか”“どんな愛し方をしていますか”…そう問いかける物語だと思います。世の中には、いろいろな愛し方、恋の形があります。視聴者の皆さんには、それぞれ自分に照らし合わせながら楽しんでいただければうれしいですね。

市原隼人コメント

 三田佳子さんとは今回、初めてご一緒させていただきますが、三田さんの“芝居”や“熱”、“思い”をこぼさずすべて受け止めて、しっかり大先輩の演技に向き合っていきたいと思っています。共演シーンの撮影はまだ先なのですが、早くお会いしたいです!
 柳葉敏郎さんは先日初めてご挨拶したとき、すごく素敵な笑顔で迎えてくださって…人間味にあふれていて、ひとつひとつの場面で“哀惜”を残し、その残したものを拾いたくなるような背中を見せてくださる方と感じました。
 柳葉さん演じる文彦さんは、亮にとっては言葉では言い表せないほどの恩がある、“おやっさん”。常にオープンで、包み隠さず自分の思いを差し出してくださる方です。そんなおやっさんを演じる柳葉さんを心の底から信用して、その胸にしっかりと踏み込んでいけるよう、ひとつひとつのお芝居をやっていきたいです。僕も一緒に飲みに行って柳葉さんのこと、もっと知りたいです! ぜひ連れまわしてもらいたいですね(笑)。
 この作品は、表面的にはラブストーリーですが、ハマったら出られない、ぬかるみのようなドロドロのドラマ。それぞれのキャラクターのバックグラウンドも濃厚で、ひとりひとりの表情をどうとらえていいかわからなくなる瞬間もあると思います。一気に冷めたと思ったら、急に相手を抱きしめたくなるような…。恋愛だけでなく、人間ドラマとしていろいろな角度から観ることができる作品なので、ぜひ衝撃的な瞬間を楽しみに、土曜の夜を待っていてください!

 

http://www.tv-asahi.co.jp/asukimi/

 

台本のほうは、現在6話を執筆中、最終章の7話目に向けて鋭意集中しています。

土曜日は、若手の俳優さんたちに息抜きに遊んでもらいますが。それまで、せっせと書いていよう。
土曜日深夜の西麻布で、若者たちとワインでわいわいが楽しみだ!!

 

って、明日? やべ。巻いて書かんと出られなくなっちゃう。