
280-1
昨夜、天気が荒れてたので、
ハウスボートじゃなくて良かったのかもと、思うことに。
それと、外人登録の時、
宿の名前を言ったら、
そこなら安心みたいなことも
チラッと言ってたけど
その役人が信頼に値するかもわかんない。
280-2
朝ご飯を食べて、
社長がいる代理店へ。
昨日、
スリナガルに着いたら行きたいところとして、
アディルさんの所と言ってたのだけど、
そのアディルさんが直接来てくれると。
アディルさんとは、
日本在住経験があり、
トラブルがあったらいつでもいらっしゃいと、
言ってくださっている方で、
ネットで見つけてたのだった。
社長は、
アディルさんと古い知り合いと言い、
日本人の駆け込み寺となってることも知ってた。
アディルさんは日本大使だから、
優遇するよ、ガッハッハーみたいな。
当のアディルさんは、
今は信仰中心の生活をされており、
その途中で寄ってくださったようで、
なかなかな迫力で、怖そうかと思いきや、
気さくな方でらしたのだった。
案の定と言うべきか、
デリーでの勧誘で来たのは、
結構な割高だったことが判明し、
何かあったら電話するよう言ってくださる。
果たしてこれが何かの抑止力になるのだろうか?
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アディルさんが去った後、
トレッキングの勧誘。
行ってもいいかなと思ってるけど、
そんなものが目玉なのも知らなかったし、
当面は涼しいところでただゆっくりしたいと思ってたので、
返事をにごす。
すると、スリナガルの様々な市内観光も込みだと。
いや、1人で歩きたいからと話しても受け流され、
なぜか、謎のガイド付きで、旧市街散策開始。
わかりやすかったし、
お茶や軽食もごちそうになり、
最後にその人がやってる小物屋へ。
こーゆーパターンかー。
そして、物はなかなか良いかもと、
ついついヒマラヤの羊の革小物を買ってしまう。
やれやれ。
280-4
旧市街は
雰囲気があって好きかも。
大半がイスラム教徒の場所のなかで
頭隠さない東洋の女だから、相当ガン見される。
280-5
危険な感じはしないし、
やっぱりのんびり歩きたいよなー。
でも道がわかりにくそうだから、
案内あったほうが良いよーって誘い水。
また、1人で行動されると、
他の旅人と情報交換されたりとかを嫌って…
ってのが、
定番インド囲い込み商法らしい。
これを悪徳と毛嫌いすると、インド最低!ってなるけど、
したたかだなー、苦笑ぐらいに受け止められたら、
愉しめるかと思われる。
他の地でもそんなんだった。
このパターンは、
身の危険は無い…と思う。
ある意味安全をお金で買うことになってる…のかもしれない。
何だかんだ言っても女1人だし。
問題は
自分が納得出来る
コストとクオリティかってことなんだと。
インド観光業界は相場がないそうだから。
その人が払えそうな額を算段して決める、みたいな。
全て自分で見極めて、
あまたある店を比較検討して…ってな、
モロモロを自分でやる労力を考えると、
お金かかると言っても、
他国と比較したら、
抜群なコストパフォーマンスなわけで。
楽観しすぎかもだけど、
モロモロの胡散臭さも含めて
インドを愉しまなければ…と、インドスキル取得。
お金ある人からもらって何が悪い?みたいな。
トルコ、エジプトでもそんなことを思ったなあ…。
インドは特に、イギリス領だったから、
根底に、お前らだって、さんざん喰い物にしてきただろうがー、
って想いがあるのではないかというのは、
きっと気のせい。
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割高と聞いて、
もう遠慮なく振る舞ってやるーと、
旅行会社のインターネットを借りてるんだけど、
傍らで従業員の作業をチラ見してたら、
飛行機のチケットのバウチャーの合計額を改ざんしてたー。
もちろん上乗せ。
さらに仲介手数料を取ると思われ。
彼だけのヒミツの銭稼ぎなのか、
会社の方針かわかりかねるけど、
まあ、仲介業ってインドに限らず、結構ボる。
日本も然り。
旅のはじめで
日本から予約した、
フィンランドの寝台が、
実際の料金の倍以上の手数料だったし、
ニューヨークヤンキースの5ドル席が
日本から頼むと50ドルぐらいして、怒ってる人いたなー、
とか思い出しながら、
彼の作業を眺める。
つうか、目の前でやるなよ。
280-7
そんな
胡散臭い出来事が横行するインドにて、
ヒンディー語がホントわからないので、
目の前で、
良からぬことを相談されたり
罵詈雑言を言われていても
さっぱりわからないのが怖い。
「こいつチョロいから、搾り取ろうぜ」って
言われたらどうしよう。みたいな。
そんな諸々を経た暁に、
俗に言う、人生観の変化があるのかしら。
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食:オムレツ、鳥肉のカレー、サモサ