仲良くしていただいている知人に南の島サモア【独立国】の達人が
いらっしゃいます。
その方に6年ほど前になりますがプライベートでサモアへ連れて
行って頂いたことがあります。
その達人は先日お亡くなりなられた元国家元首のご養子さんです。
空港に着いたその時から始まり、ホテルでも、レストランでも
町を歩いていても、市場に出かけてもその達人に声を掛けない方は
いないほどの人気ぶりに、半信半疑でついて行った私はあいた口が
ふさがりませんでした。(見かけはやしの木とビールが似合いそうな
気さくな方なので)
いまだにあまりに不便なため、観光客は年間通じても
知れているそうですから貴重な体験をさせていただきました。
幸運にも国家元首のご自宅へまでお邪魔することが出来たのです。
そしてお話をお伺いすることが出来たことが思い出の宝物と
なっております。
『おうおう、よくきたね。』
『すべるから気をつけなさい。』雨が降っていて床が濡れていました。
『食べなさい。もっともっと取りなさい。』
お菓子箱から幼い子供をあやすように飴玉を手渡され恐縮した
しだいです。30~40分ご一緒させて頂いた間中大きな
バナナの木で編んだウチワをずっと,ずっと私に仰いで下さっていた
ことが忘れられません。
こんなにお偉い方がどこの馬の骨ともわからない
私に、こんなに素敵なホスピタリティで接して下さって
ただただありがたかったです。
こういう方が統治される国家は、どれだけすばらしいものかは
ご想像にお任せします。
この国のとある酋長が昔昔ヨーロッパへ出かけた時の手記が
『パパラギ』という世界のベストセラーに何度もなったことが
ある本です。この内容は現代でも十分通用する一番大切なもの
は何かが秘められています。
5年ほど前には絵本にもなったくらいです。【大人でも十分楽しめます。】
もう販売されていないかもしれませんが、何処かで見かけたら
是非目を通してみてください。
アメリカ統治のアメリカンサモアと違い、まだまだ自然がたっぷり
残っていました。6年前にとった写真がありますからご興味のある方は
お時間つぶしにどうぞ。
http://www.manatee.ne.jp/tal0001/search.php3?al=samoa&c=3&r=4
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