ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

群馬県甘楽郡下仁田町郊外の段々畑では、シャクヤクの花がよく咲いています

2021-05-25 00:00:05 | 旅行

 群馬県甘楽郡下仁田町郊外の段々畑の端では、シャクヤクの花がよく咲いています。

 この下仁田町に向かって群馬県高崎市南部から富岡市に向かって、西に進むと、田植えが終わった田んぼに混じって、“麦秋”を迎えた麦畑が点在しています。

 高崎市南部から富岡市に向かった農業地帯では、まだ二毛作が行われています。

 その麦畑の傍らに、アイルランドポピーの畑が所々にあります。このアイルランドポピーの畑は季節を感じるためなのか、アイルランドポピーの蕾を出荷しているのかは、不明です。

 同様に富岡市に入ると、シャクヤクの花が畑の片隅で咲いています。

 富岡市内には、有名なシャクヤク園があります。同シャクヤク園のWebサイトによると、5月連休からシャクヤクの蕾を出荷し始めていた様子です。

 同様に、アヤメ科アヤメ属のアヤメも畑の端で、花を咲かせています。

 富岡市からさらに西に進んで、下仁田町市街地を通過し、郊外部に入ると、段々畑の端にシャクヤクの花がよく咲いています。

 シャクヤクの花とアヤメの花が同居しています。

 想像すると、5月半ばまでにシャクヤクの花の蕾やアヤメの花の蕾を花市場に出荷した後は、遅咲きの花を咲かせて、愛でているのではないかと想像しています。

 農業を続けている方々(たぶんご高齢の方々)が、シャクヤクの花の蕾やアヤメの花の蕾を出荷して、いくばくかの現金収入を得ていると推定しました。

 下仁田町の西側の荒船山(標高1423メートル)のすそ野部分に入ると、だんだん畑や棚田の半分ぐらいは、耕作放置地になってきます。

 耕作放置地が増え始めた中で、段々畑を耕作している方がシャクヤクの花とアヤメの花を咲かせている雰囲気です。

 下仁田町西側にあった、リンゴの日本の南限をうたっていたリンゴ畑も今は栽培をしていない様子です。

 今回、耕作放置地になっている段々畑では、キジのオスが歩き回っていました。

 このキジのオスは、かなり距離が離れている場所から観察しました。

 荒船山のすそ野を上り始めると、野生のフジの花がたくさん咲いています。

 現在、野生のフジの花は次第に標高が高い部分へと、開花場所を広げている最中です。