ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

埼玉県川越市郊外にある伊佐沼では、コアジサシが杭の上で休んでいます

2021-05-21 00:00:05 | 季節の移ろい

 埼玉県川越市の郊外にある伊佐沼は農繁期であるために。蓄えている水量が満杯で、水面が上がっています。

 伊佐沼(いさぬま)は3月半ばから周囲の水田などに水を供給し始め、5月半ば過ぎはどの水田も田植えが終わっています。

 約3カ月ぶりに、伊佐沼の北側から西側方向を眺めました。西側の公園の背の高い木々は葉が繁り、緑色に染まっています。

 北側にあるハス田は、満杯の水に沈んでいます。そのハス田の先にある杭の上に、白い羽根を持つコアジサシが20数羽、留まっています。

 このコアジサシはチドリ目カモメ科の夏鳥で、20数羽ほど、留まっています。

 このコアジサシは、全長28センチメートルのスマートな体形です。よく白い“ツバメ”と表現されます。

 この日は時々、小雨が降る曇天の日でした。コアジサシは、水面の上でホバリングした後に、水中に飛び込み、小魚を捕まえています。

 小雨が降る曇天の日のためか、20数羽ほどいるコアジサシは杭の上で休んでいる様子です。正午近い時間で、午前中に小魚を採った後なのかもしてません。

 20数羽ほどいるコアジサシは、たまに飛び上がりますが、すぐに戻って来る様子です。

 素早く飛び上がるために、飛翔シーンは撮影できませんでした。

 このコアジサシは、冬の時期に過ごしたアフリカ、インド、オーストラリアなどから北上し、その一部が日本にも飛来すると考えられています。

 10月になると、コアジサシはまた、日本から南下してアフリカ、インド、オーストラリアなどに向かいます。