ヒトリシズカ特論 その2

日本の四季の移り変わりなどを、身近な場所に行って、その場での観察などによって、ご紹介しています。

長野県佐久市にある佐久荒船高原では、標高が高い部分でもニホンサクラソウの花が咲き始めました

2021-05-06 12:00:05 | 佐久荒船高原

 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、遅い春を迎えています。

 標高1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原の一番標高が高い雑木林内でも、ニホンサクラソウの花が咲き始めています。

 佐久荒船高原の中心部にある“コスモスの丘”でもよく見ると、山野草の芽が出始めています。

 その芽吹き始めた芽を食べるためか、キジのオスが行き来しています。

 このキジのオスは時々、この辺りが自分の縄張りだと大きな声で鳴いてアピールしています。

 今回、珍しいことに、カルガモが数羽、この“コスモスの丘”に飛来していました。

 どこからか飛んで来て、山野草の芽を食べている様子です。とても珍しいことです。

 佐久荒船高原の西にそびえている八ヶ岳連山の山頂部は冠雪が増えた様子です。

 数日前に山頂部に雪が降ったそうです。

 “コスモスの丘”の近くにある標高が高い雑木林内でも、ニホンサクラソウの花が咲き始めています。

 もい1週間も経つと、ここは一面でニホンサクラソウの花が咲きます。大きな見事な群生地です。

 ここではニリンソウの花もたくさん咲きます。

 今回、道路に若シカが1頭いました。シカの群れからはぐれたようです。

 たぶん、芽生えた山野草を夢中で食べていて、群れからはぐれた様子です。

 タヌキも久しぶりに見かけました。道路の側溝にすぐ隠れて、撮影できませんでした。

 佐久荒船高原の“コスモスの丘”の中で咲く、コブシの花は数日で、花が萎み始めています。

 標高が高い雑木林近くで咲くヤマザクラの花です。

 この辺りでは、かなり大きなヤマザクラの木です。花をたくさん咲かせています。

 この大きなヤマザクラの木も、佐久荒船高原の上まで春が到達したことを示しています。


長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、ニホンサクラソウの花が咲き始めました

2021-05-06 00:00:05 | 佐久荒船高原

 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、ニホンサクラソウの花が咲き始めました。

 標高が1100メートルから1200メートルある佐久荒船高原の標高が低い南面では、ニホンサクラソウの花が一番早く咲き始めます。

 午前6時少し前に、佐久荒船高原の南にそびえている荒船山(標高1423メートル)を眺めました。

 まだ朝日は荒船山の北側を照らしているため、南面となる艫岩(ともいわ)の表面は日陰になっています。

 佐久荒船高原の下側の山麓では、木々の新芽が芽吹いて少し緑色に染まっています。

 この佐久荒船高原側から荒船山を眺められる場所は、佐久荒船高原の中では標高が低い場所です。

 ここでは早朝から野鳥が鳴き始めます。ウグイスのオスがよく鳴くソングポイントのコブシの木は花が終わり始めています。

 今回は、ウグイスのオスは撮影しやすい枝先に留まりませんでした。

 夜明け時の中で鳴くシジュウカラです。身体の模様がまだよく見えません。

 5、6羽の群れでやって来たエナガの群れです。背の高い木の上部に留まりました。

 お目当てのキビタキは出てきませんでした。

 佐久荒船高原の標高が低い南面の疎林の地面では、ニホンサクラソウの花が咲き始めました。

 4,5日前にはまだ花は咲いていませんでした。

 佐久荒船高原で咲くニホンサクラソウの花が咲く場所は、ここから標高が高い部分に移っていきます。

 すぐ側では、ヒトリシズカの花も咲き始めています。

 「佐久荒船高原に春が来た」と伝えるヒトリシズカの花です。

 南面の疎林の地面では、スミレの花も咲き始めています。

 日本の山野草のスミレは約30品種ほどあり、スミレの品種の同定はなかなか難しいものです。

 佐久荒船高原で、ニホンサクラソウの花が咲き始めると、一気に春が進みます。

 なお、ニホンサクラソウは本来は深山で花を咲かせる山野草です。このニホンサクラソウの種が雨で流れだして、渓流から大きな川まで流れると、さいたま市にあるニホンサクラソウ自生地などをつくり出します。