たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

春の庭の花(その13)カラタネオガタマの赤花・黄花

2020年05月16日 | 

玄関を出るとバナナともメロンともつかぬ芳香がフワ~リと漂ってきます。ここで咲いているのは赤花のカラタネオガタマ。 今年は殊のほか花付きが良く塀に囲まれたこの一角はむせ返る程です。

花の寿命は短く2日程でハラハラと花びらを落してしまうため勿体ないなぁと思いながら散った花びらに目が行ってしまいますが次から次へと開花しますので結構、長い期間 楽しめるのが嬉しい花です。

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ミニ菜園の脇では黄花のカラタネオガタマも開花し始めました。こちらは囲いもない場所に在るせいか香りが拡散され余程、側に寄らない限りあの芳しさは伝わって来ませんが蕩ける様な花弁は香りとは別な癒しを感じます。

このカラタネオガタマ(唐種招霊) 文字が示す様に心霊の宿る木として神事に良く用いられている木なんだそうです。今では榊が主流ですが遠い昔々アメノウズメノミコトが雨を静める為にアマテラスオオミカミを天岩戸から誘い出すため踊ったと言う日本神話は誰でも知っている話ですが、その時に手にしていた木が招霊の木だった(古事記では笹の葉と有りますが)事まで知っている人は少ないかもしれませんね。実は私もその一人でした。

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春の庭の花たち(その12)玄関アプローチを飾る花

2020年05月15日 | 

ひっそりとスズランが咲いていました。ヤツデと山波石の陰に有り、ややもすれば見落してしまうところでした。スズランを投稿された方のお蔭で写して上げる事が出来ました。

その側にはシャガが最後の力を振り絞っております

このツツジが咲くと桐生の山友さんを思い出します。お歳で山からも遠ざかり私達が遊びに行くのをとても喜んでくれたご夫妻でした。植えて早、30年が経ちました。

雄さんが購入したキンポウゲも30年選手、ヒヤシンス同様、購入した時のまま増える事もなく絶える事も無く、この時期になると律儀にも一輪、花を見せてくれます。

見上げればナナカマドが白い花を付けておりました。5弁の花の美しさは申すまでも有りませんが葉がいいですね。欲を言えば秋の紅葉ですが立派な木になっているにも関わらず何故か夏に葉が茶色くなって落ちてしまいナナカマドの一番の魅力である赤い実も未だお目に掛かれずです。そんなに、もったいぶらなくもよいのにね~。

この紅カナメモチは我が家の物ではありませんが畑一つ挟んだ先に有りますので窓から良く見えます。我が家にも紅カナメモチは有りますが花が咲いたのを見た事が有りませんでしたので近くに行ってみて花がナナカマドに良く似ている事に驚きました。知っている様で知らない事って有るものですね。

本日はコメント欄を閉じました

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(続き)心に残る思い出の山 岩菅山(2295)

2020年05月13日 | 心に残る思い出の山

続き

後方、裏岩菅山

アルペンムードに一変した尾根上を踏む足元はイソギンチャクの様な霜柱が頭をもたげ枯草には霧氷がビッシリ付着して11月も初旬だと言うのに既にキンキンの冬だった。 展望は雲が多く全体に薄く煙りがちで余り良い条件とは言えないが今まで木々に隠されていた東側の景色も開け、その中には馴染みの榛名山の姿が有った。

(それにしても私の格好! どうぞ遠慮せずお笑い下さい)

今まで高度を稼がなかった分を取り戻すかの様な階段登りは思いの外、きついアルバイトだったが増々広がる景色に気を紛らわせて何とか登り切った山頂は三角点も秩父宮様の登山記念碑も社も全てが寒風の中に凍てついている。 何はともあれ強風を凌げる小屋に飛び込んだ。

が、小屋の中も頭がキーンと痛くなる程、冷えている。 ストーブで暖をとり、やっと一段落  

お腹も満たされ体が温まったところで外に出てみると、まさか誰も居ないと思った山頂に若い男性が一人、寒そうに、だが満足そうに坐っていた。  何時の間にか西側の雲が切れて白銀に輝く北アルプス群が遠望され、その前に青く頚城の山々が連なっているのが見える。 この迫力がどこまで伝わるか分からなかったが大急ぎでその雄姿をカメラに収めた。 雲が左に移動すると天を衝く槍ケ岳が加わり増々雄大さを増していく景色に惜しげも無くフィルムを消費していた。

残念ながら苗場山や鳥甲山方面は厚い雲の中に在り最後まで姿を見せる事はなかったが右に目を転じて行く先に富士山の姿を捉える事が出来たのは何よりも嬉しかった。 こうして若者を交えて三人、強風に震えながらしばし眺めていたが寒さに膝がガクガク震えだし再び小屋に逃げ込んだ。

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アライタ沢で一休み

どでかいツララを持って一寸おふざけ  シザーハンズでござりまする

帰路は終始、右に岩菅山が視界に在った。その名が示す様に菅笠の形で坐している。林道に降り立つまで登頂の出向かえが出来なかった分を詫びるかのように何処までも何処までも見送ってくれた。そして私達が林道に降り立った時、役目を終え安心したかの様に湧き上がるガスに姿を消した。

志賀林道より笠ヶ岳を望む、右後方に北アルプス

スキー場を張り巡らす岩菅山は自然の姿が失われた山と言うイメージが強くリストから外していた山だったが、いざ登ってみると此処が観光地のど真ん中に在る事を忘れてしまう程 寂峰の趣きに満ちた山である事に改めて奥志賀の良さが実感できた今日の山行だった。

日帰り温泉→発哺温泉は2時までの為 草津の大滝の湯で一浴 

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心に残る思いでの山(49) 奥志賀・岩菅山(2295)

2020年05月12日 | 心に残る思い出の山

H9年11月9日

登り 2時間45分  下り1時間50分

草津へ近づくにつれ「草津・渋峠間 凍結注意」の電光掲示板が頻繁に現れる様になった。志賀ルートは11月17日から積雪で閉鎖となり翌4月末の雪解けまで待たなくてはならないのだ。

カーブを重ね標高が2000m近くまで上がると次第に風が強くなり暖房をつけているのにも関わらず体がゾクゾクした。しかしその分、頭上は全天に散りばめられた数えきれない星の数、下方には草津温泉の街の輝きが浮きあがり、山間に立ち込める雲は幻想的に青く沈んでいる。

幸いここの所、暖かい日が続いていたので道の両側の雪だけで運転には支障なく無事、発哺温泉場に付く事が出来た。温泉街を見下ろす第二駐車場に車を停め身震いするような外気の中で満点の星を仰いでいると一条の流れ星が頭上を走った。暗闇に浮かぶ街の灯りを足元にまるで宇宙に浮いている様な錯覚を起こさせる不思議な空間が今宵のネグラとなった。

翌日、発哺温泉に向かう途中、左に神々しいばかりの真っ白な北アルプスを認め思わず大声を上げ運転している雄さんを驚かせてしまったが朝一でこんな景色が目に出来たとは何と幸運な事だったろうか。

駐車場に車を置き雄さんがリフト乗り場を探しに行くと、これから始まるスキーシーズンに備えて一週間、点検作業が行われるため運行を停止しているとの事だった。  こうなれば旧登山道を登るしか無く一ノ瀬駐車場のゲレンデの前から林道に入り上条用水路の所に在る登山口に車を停めた。

後方、焼額山(やきびたいやま)スキー場の斜面コースは雪も疎らで夏山とスキーシーズンの狭間にある奥志賀をより寂しいものにしていた。 数日前に降った雪が未だ解けずに残る山道に入り旧小屋跡までの階段登りを終えると、そこからアライタ沢までは、ずっと水平動が続いたので疲れ知らずだったが行く手は雪雲が重く垂れ込め目指す岩菅山の姿を捉える事が出来ない。

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中間地点まで来ると突然、樹氷に覆われた山々が視界に飛び込んだ。それらは漸く明るくなった空の下で眩く光り輝いている。 しかし北側は相も変わらず黒雲が怪しく蠢いて今にも雪が降って来そうな気配である。

少しづつ山奥へと足を踏み入れるにつれ登山道は樹氷を仰ぎ見ながら歩く様になるが時折り強風に煽られてその破片が容赦なく頭上に降り注ぐのには “イタター(>_<)~★” 閉口した。

岩菅山

(富士山も南アルプスも目視出来たが画像には写らない)

ノッキリを登り上げると漸く行く手に「お待ちどうさま」とでも言う様に岩菅山がヴェールを脱いだ。 山肌の雪を纏った自然林が作りだしたその美しさも然る事ながら岩菅山はなかなか壮観で私達は、その水墨画の世界を風の冷たさも忘れ、しばし見とれていた。

「長くなってしまいました。山頂は次に続けたいと思いますのでコメント欄はお休み致します

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散歩の途中で(5/8)

2020年05月10日 | アウトドア

5月の清々しい天気です。最近、インターバル速歩を始めました。何気なく聴いていたラジオ深夜便で知った運動法(信州大学 能勢博氏)です。今までは、ただダラダラと1時間程歩くだけでしたがこれは30分、週4回(早足3分・遅足3分を1セットとして5回)続ければ私にとって重要項目である骨密度の増加に繋がります(その他 生活習慣の改善 心肺機能の強化 筋力の増加等など) 始めて未だ2週間ですから何とも申せませんが体力が10年若返ると有れば何とか続けられそうです。 

何時も横目で見ていた直径30㎝位は有るサボテン、芽を吹き始めて何とも滑稽な姿です。

ママ―、抱っこして~

♪ミッキーマウス ミッキーマウス ミッキーマウス

強くて明るい元気者

さぁ歌おう 声高く

ヘイヘイヘイ!

そんな歌声が聞こえて来そうな

♪ 卯の花の匂う垣根に~

もう、卯の花が咲いてましたよ~ 美しいですね~ 「家にも一本欲しいね」と言ったら「もう、植える場所がない」と雄さん。垣根越しに眺めさせて頂いて満足・・・それしかなさそうです。

その日の夕方、久し振りに美しい夕焼け写真が撮れました

時間の経過と共に色も鮮やかになり気分も高揚 幸福感に包まれる一時が味わえました。

コメント (8)
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