たかたかのトレッキング

駆け足登山は卒業、これからは一日で登れる山を二日かけ自然と語らいながら自由気ままに登りたい。

(続)越後のミケランジェロ・石川雲蝶(その2)

2020年05月30日 | アウトドア

続き

この開山堂には初代の芳室祖春大和尚を中心に歴代の住職が祀られ堂内は雲蝶39歳から5年間を掛けて彫った作品で埋め尽くされていると言います。時間が遅く内部見学は出来ませんでしたが正面の唐破風向背にある彫刻を観るだけでも立ち寄った甲斐が有りました。

鳳凰

上空を鳳凰が飛翔し流れの上では烏天狗が睨みを効かせています

たとえ小品でも手を抜かない雲蝶の几帳面な性格さが表れておりますね

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この鐘楼にも熊谷源太郎に寄る見事な彫刻が施されておりました。

上の説明版に記されておりますので省きますがズッシリとした中に優美さが感じられる梵鐘です。

梵鐘を取り巻く獅子、鷹と雀、竜など熊谷源太郎に寄る彫刻も力強く見事なものでした。

此方は彫刻では有りませんが直ぐ脇に車を停めてカメラを向けても子猿を抱いた野猿は微動だにせず「凝然として彫塑の如き佇めり」でした。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする