草木も眠る丑三つ時 ガサガサ・・・バリバリ・・・
障子を開けガラス越しに外を見るも人の気配なし
朝起きて驚いた。後、数日で食べられると大切に面倒をみてきたトウモロコシが・・・さっそく現場検証すると頑丈な皮を引き裂いた跡
トウモロコシの実は持ち去られている。最近出没しているイノシシか
しかし土に足跡の証跡見つからず
では一体、何物の仕業によるものなのであろう
「まさか私を疑っちゃいませんよね」とノソリノソリ通り過ぎるオトラ
「僕にはあんな芸当は出来ません」
「確かにオイラ、豆は好きですけどね、落ちている物しか食べないのはご存知ですよね」
オナガのギャースケ曰く「ボカーね、夜は出歩かないんですわ」
「いえいえ、僕はミズナラの木をドラミングしに寄らせては頂きますが豆は好物では有りませんので、ハイ」
「僕を疑ってるんですか? 確かに前科者ですがね、神に誓ってこんな汚い真似はしませんや」
捜査に行き詰まりを感じたその時、雉が有力な情報をもってやってきた。
「先日、西の方で鳥獣駆除をしたのでカラスが大量に東地区に逃げてきましたよね。 犯人はもしかしてカラス軍団なんじゃないですか?」
そう言えば
庭を悠々と歩くこんな光景も今まで無かったはずだし・・・だが証拠が無い
ガックリ肩を落として見上げる杉の枝には数匹のカラスのシルエット
果たして・・・
多分、被害は家だけではないだろう
少し時間は掛かるが地道な捜査をしていくしか無さそうだ
たかも相当、記事に行き詰ってます。と言う事で今日の投稿は過去記事ですのでコメント欄はお休み致します。