H・11年
山としては心に残るほどの山では無いのですが病み上がりを押して登った楽しい一日でしたので載せてみる事にしました。恐竜の足跡が残っている事で有名な中里村です。
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1/21に風邪をひき、その風邪も完治しない内に頸椎症でダウン。殆ど寝ていたので筋肉を消耗してしまった私の左手の握力は7に激減、それでも15日程で17にアップした。
4月、登山は未だ無理だろうと思いながらも足の方がムズムズして落ち着かない。約束していた食事会が流れたのでTさんに「足慣らしに諏訪山へ行きたいのだけどどう?」と持ちかけると山に目覚めたばかりの彼女は目を輝かせてOK! Nさんも同行する事になった。
(略)
志賀坂トンネ手前の駐車場に車を停め登山道に一歩踏み入ると斜面一帯をカタクリの花が今を盛りに紫に染めていた。未だ数歩、歩いただけだが眺めたり撮影したり足が前に進まない。嬉しい大休止だ。その先の沢辺にもカタクリの群落が見られ思いもよらぬプレゼントに3人舞い上がるばかり。
20分ほどで東屋が見える辺り、この付近は桜の名所。登山道の両側を飾る満開の桜をイメージしながら登って来たのに何と言う事か。既に葉桜になってしまっている。木の下に目を凝らすも花びらの一片さえ見る事が出来なかった。その代わりか足元にはエイザンスミレを始め各種のスミレがアクセントを付けてくれていた。
あづまやを過ぎジグザグの急登に入ると何時もとは違う疲れが出た。大した量も入っていないザックがいやに重たく感じられる。 やはり相当、筋肉が落ちている様だ。 NさんもTさんも「休み休み行きましょう」と優しい。
その内、苦手な階段登りとなった。未だ冬枯れの殺風景な色彩の中、ヤシオツツジの美しさは嬉しい励みだ (右のピンクがヤシオツツジ)
後方の山はロッククライミングで有名な二子山。以前、雄さんと二子の片方を登った事が有るが、私の知り合いは、クライミング中、あわや滑落、運よく木に引っ掛かり命拾いしたと本人の口から聞いた事がある。
耳をつんざく様な爆破音と共に白煙が上がった。秩父の武甲山同様、山頂部は削り取られ原型は全く留めていないこの山は今も石灰の採掘が行われている叶山だ。
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