誠のまこと 

~小さな建築屋さんの出来事~

秋ですね

2012-09-08 19:15:40 | 新築工事

まだ残暑がきついですが、もう「秋」の気候ですね。

P1050477

夜に窓を開けていると、寒いくらいになりました。

こんばんは、逢坂です。

「忙しい」は言っちゃいけない様な事を公言している私ですが、このブログで「忙しさ」をアピールしてしまっているみたいで、お客様と接するたびに「忙しいところ、すみません」みたいな事を最近言われちゃいます。

なので、少しカミングアウト?。たまには今日の日報を。

今日は朝一に小工事の現場段取りと、そのまま4件の打合せ。(10時・13時・15時・16時)

合間に時間を計りながらの現場確認4件。それでも、もう4現場は廻りきれず・・・。

「昼飯は座って食うな!」的なタイトルの本があるらしいですが、私に言わせれば「昼飯なんて、運転しながらでも食えるだろ!」です。

今日も昼ごはんはコンビニのサンドイッチと野菜ジュース。(朝ごはんは、おにぎり一個と野菜ジュースね)

別に珍しいことではないです。

打合せをしてきたという事は、これらを再度検討、又は発注手配・段取り、又は図面訂正・見積り。

この仕事、問い合わせから始まって、最後の最後にお客様から満足いただくまで、「これでよし」という事はないです。

以前、お酒の席でしたが同業者の方から「逢坂さん、なんでそんなに頑張るの?」と訊かれました。

(私にしてみれば、その人もかなり頑張っている方なので、びっくりしましたが)

先日のブログにも書きましたが、別に利益に執着している訳ではない。

悪いけど、「社会貢献」が目標でもない。

単純に、私を頼ってくださったお客様に対し、当社の持っている「技術」が発揮できて、それが「ずっと在り続ける」事が目標です。

ただ、これは私だけでなく、当社の大工の「技能」もあって出来る事です。

例えば、

今日、O様邸新築工事の「足場」を解体しました。

よく使う言葉ですが、机上でプランしたものが形となり、ついにベールを脱ぐ瞬間です。

P1050474

以前の記事でパースをアップした事もありましたが、

実は、こんな日には「この為に頑張っていたんだ」とも言えます。

それは、ただ「パース通りにいったから・・・」とかそんな事ではなくて、写真では解りづらいと思いますが、正面の「4つの袖壁」。

ここをきれいに納めるために詳細図(もちろん、お客様にも見せてませんが)を起こしたり、大工と相談したりと、けっこう緻密な検討をしております。

P1050479

O様邸に限らず、同時進行のS様邸も。

P1050088 (左端の袖壁ね)

こちらは、「袖壁の納まり」を優先させるべく、二階のサッシを特注寸法にしております。

(規格寸法だと、使用上不具合となります。)

よく見る大手ハウスメーカーでの新築工事現場がありますが、こうゆう細部は、はっきり言って粗末ですね。

なんの検討もされていないし、見る限り「ただ仕上がればいい」という風にしか感じられないです。

まあ、私達が「施工側の自己満足」なんですがね・・・。

お客様に喜んでもらえなくては。

その為には、私達自身が納得できる仕事が出来たか?。

その為に頑張っているだけの様な気がします。

私は建築士で、建築施工管理技士で、これでお客様からお金をもらっている以上「プロ」です。

でも自分の事を「建築家」と思ったことは一度もないです。

使いづらい美術品のような建築を検討する事より、いかに「その現場に愛情をもてるか」だと思います。

大手のハウスメーカーと違って、営業上は至れり尽くせりとはいきませんが、私は当社の新築が最高だと思っています。

小工事やリフォーム工事でも同じ事が言えます。

いや、「状況判断」が重要となる分、こちらの方がなお「愛情」が重要ですね。

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