『 椿園 』 高橋 嘉子さん 撮影
高額医療費の患者負担の引き上げ案を多くの反対にあって、取り下げた首相が党内や国民の
一部からも悪く言われ始めたのは気の毒だ。
この首相はモッサリと口下手で説明下手とでもいうのか、心に響く答弁は全くなく、その意味
では首相向きではなかったのかも知れない。
閣外に居た頃は、党の重鎮として存在感もあったし、政策や動きについて意見を求められると
ポツリと一言洩らす言葉は重みがあって光っていた。
一言居士であり正論を唱える正直者でもあったのだろう。
人間その立場立場で会社などでもそうだったが、得手不得手、向き不向きがあるようだ。
閣外に居て時に一言、批判や正論を言って居る辺りにこの政治家の価値はあったのだろう。
昨日辺りは、10万円の金券を配った問題、その対応対処の鈍重さ、人種差別でクビになり
そのことが全く理解できないような女性議員を参院選に向けて公認した等という分かりやすい
出来事で、マスコミや世論の非難がますます強くなってきたようだ。
今のこの危険をはらんだ混迷の世界で日本の舵取りなのだから、どうするのかは一刻も早い方が
良いのではなかろうか。